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展覧会感想文: 内藤礼 生まれておいで 生きておいで

※トップの写真は本展とは関係なく霧雨降る日に歩いていて見つけたもの
姫椿、すきなんだよなぁ

本展を観た直後に走り書きのようにしてしたためたメモ
しばらく己のなかで熟成させていたが、これに加筆すること、あるいは削ぎ落とすものなどないように思えた
これを仕上げとして、備忘録も兼ねてここに記しておこうと思う

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観た日のSNSの投稿


ようやく行けた
ほんとうにすばらしくて
もうひとつの予定を先延ばしにして
余韻を味わっている

ひとりで来たい展示だった
“インスタレーション”ってこういうことだね
ここで感じたことを即興的に書き記すことなどできそうにもない
圧倒的に”とき”が足りない

じっくりゆっくり咀嚼し、ことばへと昇華させたい
その必要があると感じた
その暁には別立てでしっかりと言語化し
アーカイブのごとく大切に残したいと思う

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観たときの所感


ひとりで来たい展示
“インスタレーション”って こういうこと

ただ 在る ということ

どれだけ気付けるか
知覚することができるか

それは
どれだけ見過ごしているか
ということでもある

暗闇で目をこらすように
己に備わる感受性を呼び覚まし
限りなく 最大限に感ずる

研ぎ石のような展示
『また来よう』と思った


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観ながら書き留めたこと

ゲート
ようこそ

糸のつながれた柱を見上げると
船のポールのようだ と感じた

ハッとする

鏡越しにみる
映り込んだ己を見てはいけない気がした


***

ゆれる ゆれる

みいつけた

あ いた

いたいた

え?あそこに?

みつけられてよかった

*****

雲のよう
ハッとした

床にぽつん

まぁるい まんまる

見上げたら
ガラスのとうめいな玉

布のなかにすきな花をみつける

上の階にうつるとわかった
くりかえし

反復のようで反復ではない
ふたつとおなじものはない


景色が浮かび上がるがごとく
みえてくる

遠く高くにあるものを見上げていたら
今度は目の高さに
上からじゃ溶け込んでみえない

みえてたものがみえなくなる

銀紙くちゃくちゃ
すきよ

最後にみたもの
最初は気づかなかったよ
やられた!

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tinytacco
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