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20240806
目覚めたら8時過ぎ…!
なんとか間に合った
8:15に西のほうを向いて黙祷
なんとなく歯車が合わないことが重なり、身体もうまく動かなくて、心が折れそうになった
そんなときでも、『バス!』とリクエストしてくれる坊やの無垢な意思に大いに背中を押され、午前中のうちに出かける
途中、電車の往来が拝めるスポットで一台見届けながら、バス停を目指した
いざ乗り込む前に、握っていた収集車(最近はもっぱらそう呼ぶようになり、もはや『アクア』と言っていたのがなつかしいほどだ)を落としてしまった
とっさに拾い上げ、ベビーカーをたたみ、荷台のものを肩にかけて、手を引き車中へ
中ほどのステップを上がってすぐの2人席に座れた
いざ出発!
しばらくすると
『ないねぇ』とひとこと
収集車に付属するゴミ箱のフタがなくなっていた
わぁ…ごめんなさい…!
さっき落としたときに外れてしまったのかな
坊やにまつわる紛失は、自分のものを失くすよりもずっとずっと痛手だ
帰りにもう一度バス停付近を見直してみようと再三約束し、なんとか納めてもらう
目的地のバス停に近くなったので、降車ボタンを押してもらう
乗車時と同様に、周りの乗客各位(主に年配のみなさま)に温かく見守られながら無事に降りられた
降りてからは当て所もなく散策する
途中、遊具のあるちいさな公園を通ったり、お値打ちののりものシールやおもちゃを購入したりと、なにかとヒキの強い子であるなぁとつくづく
はやめに帰ろうかと思いバス停に戻ると、つい今し方行ってしまったばかり
それなら仕方ない、パン屋さんに寄ろうと足を伸ばしてみることに
ひらめいたお店にたどり着くも見つけられず…検索するとどうやら定休日だったようだ
どうりでロゴマークしか目に留まらないはずた
それにしても、ことごとく空回りの日…
泣き出したくなるような気持ちを引きずりながら、もうひとつ脳裏によぎったパン屋さんへ
そこなら店内の座席でさっと食べられそうだ
幸運なことに昼どきでもお席があいていてホッとする
坊やの食べられそうなプレーンなパンに、とうもろこし入りのもあった
わたしのぶんもあわせて、惹かれたものをいくつかトングでプレートに運ぶ
お席について食べながら、ふと思った
『せっかくなら、この機会をたっぷりと満喫すればいい』
バスの時間を調整ばかりに気を取られてセカセカとしたり、正味3分未満しか続かないであろう坊やの食事への集中力に辟易しながらガツガツ食べさせたりするんじゃなくてね
せっかくいまの気分で食べたいものを選んだんだから、しっかり味わおう
この思いがけないランチタイムを楽しんじゃおう
いい具合に居直ったわたしは、コーヒーも頼むことにした
うれしいことにウォーターサーバーがあったので、ありがたく子にもお水をいただくことにした
このあたりから、流れが好転してきたよ
コーヒーは想像以上においしくて、そしてようやくホッとひと息つけたのだった
やっぱりね、頼んで選んだお品とも合いそうだなと思っていたのよ
予想は的中でございました
坊やもお腹のおもむくままに食べられたようめ、それなりに満足したようだ
ごちそうさまでした!
お店の方々にお礼を伝えつつ、この地をあとにする
バス停に向かい到着すると、あとすこしでやってくるところだった
帰りも無事乗ることができて安堵する
いろんな色の収集車、消防署に停まる消防車、すれ違うバスの数々、コンクリートミキサー車、郵便車、工事現場のアピ(=ショベルカー)…
さまざまなのりものをみることができてご満悦のもよう
終着の地で下車
乗り場付近を見渡さ、くだんのゴミ箱のフタを探すも見当たらない
そのとき…
『あっち』
と駐輪禁止の置き看板を指し示す坊や
その近くを見渡すと…
なんと、探し物がありました!
すごいなぁ、小指の爪程度のちいさな部品なのに、そこに留まってくれていた
ほんの些細なことだけれど、なんだか込み上がるものがあったなぁ
ウェットティッシュで拭い、ふたたび装着して持ち主たる坊やにお返ししたのだった
帰りも電車の往来を見届けることができたし、結果巻き返していい日になりました
お家につく目前に、すぅっと寝息を立てはじめたひと
その後深く午睡に入ったのでした
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