20240726
ばばが夏休みということもあり、ラジオ体操に総出で参加するの天秤にかけて、結局朝の森散歩にトライすることにした
坊やとわたしはバナナを半分こして腹ごしらえし、いざ出発
ばばは自転車に乗らないので、ベビーカーを携えて向かう
線路跡の緑道にあるさるすべりの花が満開となっていた
夏生まれのわたしはいつからかこの樹がだいすきで、街中で見つけるたびに心が弾む
燦々とした陽にも負けずすうっとそびえる姿はたくましく、ことさら清々しく映るんだよな
特に紅色の花と出会えたときには、燃えるようなエネルギーとそのうつくしさにハッとさせられ、なぜだか勇気をもらうのだった
大通りに向かう目前にお席へといざなうも、海老反りで「抱っこ!」の一点張り
ここは一旦譲歩して、信号までは抱えて進むことにした
渡り切ったところでふたたび打診すると、今度はすんなりと応じてくれて胸を撫で下ろす
そういえば、7時台の森ははじめてだなぁ
驚くことに、ふだん坊やと遊びに行く時間帯よりもずっと、人出があるように感じられた
朝型にシフトした暮らしを取り入れてらっしゃる方が多いんだろうね
激しく振り切った昨今の気象と折り合いをつけながら、工夫して快適さを求めていくのっていいね
久しぶりに坊やのお気に入りの木やおおきな楠にごあいさつ
ぎゅーっと抱きつくと、その瞬間は暑さを忘れ、上にのぼりきっていた気がさぁっと下に戻ってくる
季節柄、あるいは土地柄なのか、スズメバチの巣が多く、園内にも随所囲いがされている
お互い刺激を与え過ぎぬよう、適度な距離をはかって、共存する道を模索する
そういったことを教えてくれるのもまた森だ
久しぶりに遊具で遊ぶ坊やをみたばばは、その成長ぶりに驚いていた
以前足を踏み入れることさえしなかったスポットに、易々と到達してしまうのだから
2歳を超えて、まるで別人かとおもうほどに進化を遂げている
ことばもそうだけれど、運動能力もまたしかりだ
最後には池に亀を見にいくことにした
いつもは甲羅干ししている印象がある彼らが、きょうは水面に顔を出して悠々と泳いでいた
そのようすはとっても気持ちよさそうで、こちらまで涼やかになる
朝もやがすっかり散じて、陽射しがどことなくシャープになったのを感じた
ふと時計をみると、8時をまわっていた
さぁ、暑くなる前に帰ろう
パン屋さんに寄って、家路についた