20240919
久しぶりに夜泣きの子
二度ほど泣き声をあげるも、お水も抱っこも要らないという
ほどなくして収まり眠ってくれたからよかったものの、心配は残る
朝もまた、泣きながら起きたのでですっ飛んで行ったら
『かか、じゃま』
と言われてしまった
ちいさく傷つくわたし
でも、きっとわたしもそう
坊やに限らず、知らないうちに相手を傷つけてしまうことあるよね
これはもう、去るのを待つしかない
静かに眺めることにした
ほどなくして正気になったようで、いつもどおりバナナを食べたいとやってきた
だいじょうぶそうだ
そう言い聞かせながら、支度を進める
きょうから、あたらしい暮らしがはじまる
週1回の一時預かりとは別に、週に2回ほど、自宅からすぐ近くの小規模園に通わせてもらうことになった
住まいの自治体の施策で、定員に空きないし受け入れ体制に余白のある保育園/幼稚園で定期的な預かりを引き受けてくれるという事業がはじまった
産前からお世話になっている保健師さんにかねてより自宅保育以外の可能性について相談してきたがベースになったのだろう
その方のひらめきと計らいとで、件の園とおつなぎくださり、実現するに至ったのだった
面談の際には、横で集中して遊んだのち、最終的にはすんなりとお友だちの輪に飛び込んで在園児かと思うほどにすっかり馴染んで遊んでいた
人見知り/場所見知りしないのは彼の持ち前の特性
その点において頭を抱えたり心を痛めることがないのは、とても恵まれているのだろうと感じている
家を出る目前、めずらしく『行きたくない』と言い出した
ひらかれた心の持ち主であっても、さすがに彼なりに思うところがあるのだろうか
胸がチクンとしたけれど、まずは試してみよう
そう奮って、玄関で抱っこしてみると、すかさずくっついてきてくれた
これならだいじょうぶそうだ
荷物と靴を持ち、抱っこで初登園することにした
園のインターフォンを押し、中に入れてもらう
送りに来た親御さんと登園するお子さんとで、玄関はごった返していた
まだこの流れに慣れていないわたしは戸惑いながらも、面談時にお話しした先生方にご指南いただき、朝の手順を心得る
検温
靴と靴下をしまう
ロッカーに坊やの荷物を納める
それから、初日には各種書類の提出も忘れずに
無事に完了し、まずはひと安心
その合間にも坊やは手を洗い、すでにおもちゃで遊びはじめていた
ターッチ!そしてバイバーイ!
見届けて園を後にする
本日は念のために午前保育にした
みんなでお昼を食べたあとにお迎えだ
それまでの間にひと仕事
観たかった朝ドラもこのタイミングで視聴してしまおう
3時間ほどの午前ひとり時間は、まるでボーナスのようなラッキーな幸福感がある
こういったひととき、ほんとうにありがたい
そういうときこそ、坊やの写真や動画を見ちゃうものだね
早昼ののち、コンビニでコピーをとってからお迎えに
すこし早めに出て、ちょっとあたりを散歩しよう
ひとりで当て所もなく近所を歩くのって、久方ぶりだなぁ
まだまだじりじりと暑く、ほんの15分そこそこで汗がにじむ
さぁお迎えの時間だ
お昼寝を考慮して、裏口からのご訪問
チャイムの音ののち、先生の応対に続いて、坊やが駆け寄ってくれた
『ぎゅーーーー!!』
自分からくっついてきてくれるなんて、なんと愛らしいのだろう
たのしかったんだね、がんばったんだね
すこやかに過ごせました
はなまるだね!
おかげでいいすべり出しとなりました
ゆっくりじっくり、この暮らしに慣れていこう