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20240530

二度寝ならず、何度寝したか
カーテン越しの朝陽もむなしく、なかなか起き上がれない

それもそのはず
どうやら声が枯れてしまったようだ
まったく出ないわけでもないけれど、思うように発声できない

子の治ったあとに、しっかり親が風邪ひくパターンだわ…!
しかも子からうつったのって、なぜだか毒性が強いというか、結構こっぴどかったりする

ほぼ全快の坊やはやはり『バス(に乗りたい)!』と全力で主張する
そのニーズに応えてやりたいのだけれど、身体も動かず、気力も追いつかない
“期待に添えないダメな母親”だと突きつけられるような気がして、むなしさといらだちが募る

こういうときって、ほんとうにささいなことでつまずくんだよな
たとえば、子の肌着がひとつ見当たらないとかね
ほかにも肌着はあるんだから、たいしたことない
鷹揚なひとならそう言うかもしれない
しかしながら過敏になってしまった状態のわたしには大ごとであり、まずまっさきに解決しなければマグマのような感情が収まらない

冷静になったらすぐに緒(いとぐち)を見つけられること
頭ではわかっていても、なかなか落ち着けない
気が動転してるときにはより気が急くばかりで、解決から遠のいてしまうものなのだ

こういうとき、ひとりで抱え込まない
誰かに『ヘルプ!』を求めることにしている
前はうまくできずふさぎ込むばかりだったけれど…
沸点の高まる瞬間、それこそ鉄の熱いうちに対処するのが大事なのだと経験則として心得えたからだ

区の職員の方に電話する
きょうはことさらしんどかったのが伝わったようで、すぐに駆けつけてくれた
ひとりは聴き手として、もうひとりは坊やの遊び相手も兼ねて

彼女たちと話をしているうちに、少しずつ(誤字ではなくまさに心の炎が)鎮火されていった

そのときに言われたことばのうち、思いもよらないものがあったので書き留めておきたい

お母さん(=わたしのこと)は、お子さんのことを優先していますよね
割合にすると、ご自分1:お子さん10くらいに映ります

職員さんのことばより要約

このことに対して無自覚だったから、ほんとうにびっくりした
“お母さん”たるもの、滅私があたりまえ
もっともっと子を尊重しないと
…でもできていない、できないよーーー
そう思ってきたからだ

もし、おなじ状況のお友だちがいたらどんな声をかけますか?
想像してみてはどうでしょう
「体調悪いのに出かけなきゃ」なんて言わないですよね

職員さんのことばより要約

そうだよね
落ち着いて考えたらそうだよなぁ

やっぱり、自分を大切にする/尊重するって、わたしにとってはとても難しい
相手とおなじように、自分というイチ人格を客観視したら慮れるんだろうけれど、なかなかできないのよね

わたし自身の己の接し方を、子はみている
子は親のふるまいを意識的に、無意識にも模倣して、我がものとして体得していくのだから
だからってわけでもないけれど…
(敢えての)だからこそ、自分を大切に扱わなきゃいけないよね

堂々めぐりしている気がするけれど…
これは長期戦で臨まなければならぬ課題の筆頭格だな

そのはじめの一歩として、まずはお出かけを見送ることにした
坊やよごめん、きょうはしずかに過ごさせてもらうよ

まぁ、そんなことはお構いなしだよね
お外遊びもせず家で駆け回っていてもなかなか消費しないようで、お昼寝をしない
身につけていたボトムスよりも穿きたいものがあったようで、度々お色直ししたり
水がほしいと願うも、すぐさま撒き散らしたり

本人は至って陽気で、たのしそうなのは救いだけれども、こちらは横になってしずかにしていたい…!
ひとりで遊んでくれてるならいいけれど、それも長く続かない
元々「みてて!」とリアクションを求めるタイプだもんね

さらにいらだちが募り、もはや負の連鎖
観念して、駅前まで買い出しに連れて行くも、途中で「抱っこ!」の連続ときた
心もぽっきり、身体も限界
横断歩道の半ば、抱きながら足が前に進まず茫然としてしまい、何秒か立ちすくんでしまった

さすがにしんどいよーーー
と思った末、夕方になってようやく寝落ちました

また夜の覚醒がおそろしいけれど…
この瞬間にゆっくりさせてもらうことにしました

お米を研いで、見逃し配信を観て、本を読む
ほんのすこし、枯渇していた心にうるおいが戻りつつあります

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