20230928
あすからはじまるふたり展に向けて、搬入に行ってきた
作業に集中するため、子は二度目の預かり保育へ
はやめのお昼ごはんを済ませて、前回同様に森を経由して向かった
ここ数日はずいぶんと涼しくなったものの、きょうは暑さがぶり返した
(あまりきれいな表現じゃないけど…まさに「ぶり返した」という響きがぴったりの陽気だった
ほんとうにしぶといなぁ。。)
朝はくもっていたのにね
時が経つにつれて晴れ間がわたり、お昼ごろにはすっかりピーカンだった
ひとり移動も多いことだし用心のためにと日傘持って行ったのだけど、9月末になってもなお、こんなに役に立ってくれるとは…!
道すがら、汗だくになりながらもしばし眠りについた子
抱き上げて中へとお邪魔したら目を覚まし、寝ぼけまなこながらも途端に先生を相手に遊びはじめた
そうしたようすを見届けて「いってきます」と声をかけると、”なにがなんだかわからない”といった表情を浮かべてきょとんとしていた
施設をあとにして、移動中にモードを切り替える
集合時間に少し遅れてしまったけれど、なんとか無事にたどり着いた
会場では企画者と協業者が作品の設置に勤しんでいた
ここはおふたりにお任せして、まずはほてった心身をクールダウン
お冷に続き水出しコーヒーを提供してもらって、ようやく鎮まってきた
会場空間は毎度展覧会に応じて壁の色を変えているのだけど、今回の塗装もまた、端正ですばらしく、本展の表現や作品世界とも調和していてうれしくなった
ひと息ついて、いざ作業に入る
わたしの役目は、書き文字で記すこと
自分のなかにはびこるノイズやなんやらをクリアにして、まっさらな状態にする
”さぁ、いまだ!”
そう思った瞬間に、腕を動かす
本展の搬入に限らず、ふだんの書き仕事においても、ひょっとしたら本を選ぶときにでも、この状態に自分をもっていくのをなにより大切にしている
なるべく抱えないように、ひきずらないように、よぎらないように
フラットに、かぎりなくとうめいなフィルターに、くだになれるように
快晴のすがすがしさが味方してくれたのか、おかげでいいものを導き出せた気がする
そのようすはぜひ、会場で目の当たりにしてもらえたらうれしいです
思いのほかはやく終えられたので、しばしの休息タイム
常連の仲間たちと歓談し、ほがらかなひとときを過ごせたのもうれしい副産物だった
お迎えの時間が近くなってきたので、来た道を戻る
ほんのすこし時間に余裕があったので、乗り換え駅からひと駅歩くことにした
高台から坂下まで、いい散歩になった
ちょうど夕焼けの頃合いで、おおきなおおきな夕陽が街をオレンジ色に照らしていた
その光景がほんとうにうつくしく、きょう一日をねぎらってくれるかのような、まるでご褒美のようなめぐり合わせだった
こうした思いがけないギフトに度々救われる
前回に引き続き、またしても眠った状態でのお出迎えだった
声をかけながら抱き上げると起きてくれたのでぎゅっとハグして家路につく
先生方のフィードバックから、きょうもたのしかったんだろうなと想像がつく
家族や友人たち以外にも、あたたかく見守ってくれるひとがいるって心強い
坊や、よくがんばったね
あすはいっしょに会場へ行こう
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写真家・新保勇樹さんとの展覧会『ふたつの季節のはざまには、』
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