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20250112
いいこいいこ
こちらが掛けているメガネをひっぺがえしたり、お腹のうえに乗ってドンドンしたりする無茶なところがある一方で、時折こうやって気をかけてくれる
根がやさしいんだろうな
ありがとう、身に沁みるよ
ささやかなことで心を痛めている自覚はあったけれど、それほど大事でもないだろうと見過ごしていたら、案外ダメージを負っていたようだ
支度を進めているうちにちいさなところでつまずいて、そこからぶわぁーーーっと怒りが込み上がってきた
そのエネルギーをつい母や坊やにぶつけてしまったけれど、そもそも彼らはなにも悪くない
我を逸して取り乱したその瞬間、そう悟ったのは、冷静に物事を見つめる自分が頭角をあらわしてきたからだろう
そのおかげで早々と消沈へと向かうことができた
次には、ぽろぽろと涙が流れて止まらなくなった
怒りという二次感情が、本来の哀しみというところまでたどりつけたのだろう
おいおい泣くわたしのものへ、おずおずとやってきた坊や
いっしょになって泣いてくれた
感情の波に呑み込まれたあげく、あろうことか八つ当たりまがいなふるまいをする散々な母なのに、そばにきて、心を寄せてくれる
自分の至らなさに情けなくなりながらも、こうやって寄り添ってくれるひとがいることに、心底救われた
すっきりするまで泣き腫らしたら、すっかり換気ができたようで、後腐れなく立ち直ることができた
この調子で、掃除をしてしまおう
掃除機にエアコンフィルターやファンのメンテナンス、それから洗面所の排水溝を流れよくしたり、スリッパを洗ったりした
午前中のうちに、住まいという居所がきれいになるとスッキリするもので、朝方のどよんとした心地はもうどこかへ吹っ飛んで消えてしまっていた
これからも、なにかクサクサしたりクヨクヨすることがあったら、掃除をしよう
五島で買ってきたうどんをつくって、お昼ごはん
坊やもよく食べていた
みんなでたべるとおいしいね!
うんうん、わたしもそう思うよ◎
天候もいまひとつだったり、とにかく寒すぎたので、森遊びを見送った
その代わりに、電車とバスの博物館へ行くことにした
前回と同様、ジオラマを走らせられるエリアでいちばん盛り上がっていた子
線路上を往来する電車をじっと見つめたり、ときに並走して駆け回ったりして、彼なりにたのしんでいた
バスの運転席に乗れるところでは、はじめてひとりで座ったひと
膝のうえに乗ってもらおうといざなったら、きっぱりと断られました
隣に立ち、ここのボタンはドアが開くよーなどと口添えをするかか
自分でやりたい!がここでも発揮されていて、順調な成長ぶりがうかがえた
たっぷり味わったのち、駅前のパン屋さんで買ってから改札を通る
ベンチで白パンほおばりながら電車を待ち、乗り継いで帰るうちにお膝のうえで眠ってしまった
最近はふたたび、よくお昼寝するようになったな
いいエネルギーのめぐりがなされているんだろう
いいぞ、いいぞ!
駅ビルに入っているお花屋さんをのぞいたら、きれいなチューリップと目が合った
同じ種のは一輪しかなかったけれど、これもよしと思って迎え入れる
じきに起きた坊やに手渡ししたら、家に着くまで大事に持っていてくれた
お花たちが季節を先取りしてくれるおかげで、もうすこし先へ希望を見出せるものだね
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