20240622
定期メンテナンスの美容院
いつものごとく、朝イチの枠に向けて出かけた
なぜだか予約した日に限って曇天、あるいは雨降りが多い
梅雨入りしたので今回もかな…と懸念していたが、見事に外れて、晴天に恵まれた
おおきな公園を抜けて目指すその道すがら、青々としたみどりの生い茂るようすに勇気をもらう
おなじ風でも木立を抜けてくると、どうしてあんなにもさわやかになるんだろう
天然の涼風に吹かれ、すっかり癒された
さて、今回はどうしよう
このところ、湿度の関係なのか、あるいは年齢とともに髪質が変わったのか、クセが強く出るようになった
まるで昭和のアニメに出てきそうな外はねになる
これはさすがにいただけないと思い、美容師さんに相談することにした
「いつもより気持ち短めにしましょうか」
襟足ギリギリで切り揃え、ミニマルにまとめる方向性に決まった
するすると落ちていく髪の切れ端
つい先ほどまで自分の一部だったもの、すっかり別個のものとして在るのは不思議だね
のんびりお話しをしながら、ときに洗髪したりマッサージを受けたり、じんわりとほぐしてもらえると肩の力が抜けていく
実際に髪を切るということのみならず、そこに付随するあれこれによっても、存分に禊いでもらっているのを感じる
さぁ、できました
肝心の仕上がりは、想像以上にすてきなものだった
いまの自分に、とってもしっくりくる
誤解を恐れずに言い表すならば、ようやく【自分に還ってきた】ように感じた
”カタチから入る”ということばがあるけれど、なんならこの髪型にしてもらうことで、自分の内面をチューニングしてアップデートすることができるような気さえしてくる
次回の予約をお願いし、大満足でお店を後にした
さて、きょうは急遽決まったピクニック
新宿で坊やとばば(=わたしの母)と待ち合わせ、いざ新宿御苑へ
改札口付近で数時間ぶりに会った坊やは、「も(=おいも)!!」と半ば泣き叫びながらの登場だった
すかさず、干しいもを食べてもらいつつ目指す
目的地までの道中では、デッキから電車の往来をみるのと、パン屋さんに寄ってお昼ごはんを調達するというおたのしみも忘れずにね
ようやく到着すると、エントランスで列をなすこともなく、ほどよい賑わいをみせていた
桜の季節は驚くほどの盛況っぷりだったのが記憶にあたらしかったので構えていたが、杞憂に終わってなによりだ
無事に入園し、いつも過ごすおおきな樹のあたりへ赴く
ところどころ芝生の養生をしていて、若々しくエネルギッシュに育っているのがみてとれた
ここだというところでシートを広げる
持ってきたもの、買い込んだものをほおばる
ばばは坊やに「きょうは遠足だからね」と伝えて出かけてきたようで、しばらくするとマイリュックを背負い込んではあたりを歩き回っていた
これもまた彼なりのスタイル、カタチから入るのもいいね
芝生の感触を試したくて、わたしは靴下を脱ぎ素足で歩くことにした
育ち盛りの芝生のエネルギーがくすぐったいように伝わってきた
これもひとつのアーシング
子も後に続くかと思いきや案外慎重で、ほとんど裸足では動き回らない
靴を履いているほうがしっくりくるのかね
ひと段落したので、シートをたたんで園内を散策する
砂利のある木陰の一角で立ち止まり、小枝やちいさな石ころを手に取ったり、ワシャーっと手のひらで散らばせたりと、彼なりに満喫していた
だいぶ手足もあたたかくなり、ベビーカーに絶対乗らない!とめちゃくちゃになってきたので、さすがに眠くなってきたのだろう
帰路につくことにした
紆余曲折のうえ、なんとか電車に乗ると、揺れと冷房が心地よかったのか、降りる目前に眠ってしまった
エネルギーチャージできたんだろうね、よかったよかった
今年の夏もかなり気温が上がりそうだから、御苑も暑さが和らぐまでしばらくおやすみかな
雨上がりで浄化され、比較的湿度の控えめな日にのんびりできてなによりだ