
20240701
2024年も折り返し
下半期がスタートした
ついたちのことばを託して朝営業はお任せし、我々は未就園児クラスに向かう
『思ったとおりにならない』
たいして器用なわけでも賢しいわけでもないのに、完璧主義が台頭してしまうわたし
情けないことに、想像どおりにいかないと、匙を投げたくなってしまう
そんなんだから、手仕事で仕上げられたものに触れることはすきなのに、自分で為す(つまり自作する)ことはほんとうに苦手だったりする
きょうは、お母さんたちが子どもたちのために羊毛ボールをつくった
すきな色を選んで載せていくんだけれど、これがまぁ、想像したようにはうまく載せられない
本来ならゆるやかな空気感のなか、おだやかな心地でたのしさ満ちる作業なはずなのに…
なんだか苦痛になってきて、最初からやり直したくなってきた
きっと、ほかに誰もいなかったら、おいおい泣いていたよ…!
モヤがかった気持ちをなだめつつ手を動かし、講師の先生の助言やサポートを得ながら、なんとか完成
2,3日風通しのいい室内で乾かしたら、じき遊べるとのことだ
悪戦苦闘し悶々としていた姿を見るに見かねて、先生が声をかけてくださった
「あなたのもよくできていたわよ」
続けて、こんなことばを送ってくださる
「『思ったとおりにならない』のは、子どもたちが手がける水彩画なんかもおんなじよ」
なるほど
子のお世話だってそうだよね
いくら母子が一体だとしたって、自分とは異なる感性や感情を抱いているのだから、思い通りになどならない
そのことを心得たうえで、それ自体をたのしんでしまうのがいいんだろうなぁ
ハンドリングできることがあると安心してしまうクセがあるけれど、行き過ぎるとコントロールになりかねない
その危険性を知っているがゆえに、そこに対する危機感と隣り合わせで生きている
だけれども、なにもかも予定調和じゃ窮屈だよね
予想外のことをおもしろがれるくらいでないと
やっぱり、余白なのだな
常々、折に触れて感じているように
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