20240105
庇から雨垂れがみえた
夜のうちに降ったらしい
中庭の芝もしっとり濡れていた
それでも、近隣の家屋の谷間から朝陽が拝めたのは、きょうという日への吉兆のように思えた
今朝もエーデルワイスで起きる
のんびりと支度をして、朝ごはんにする
出かける前のひととき、時間に追われないだけで、ずいぶんと豊かな心地になるものだ
きょうも宿主さんにアテンドしてもらう
白くて丸い石がとれる海岸に連れて行ってもらった
雨予報があったから、お外での活動は半ば諦めていたけれど、降られないどころか時折おひさまがのぞいてくれた
透明な海水は引き潮だったようで、沖の方へとひっこんでいく
そのまっさらなようすをみていると、次第に身も心も清らかになっていくのを感じた
カトラリーレスト、あるいはペーパーウェイトによさそうな石をいくつか見繕って、拾ってきたよ
いいおみやげになった
それから溶岩トンネルをのぞいたり、溶岩の石垣をみつけたり、陣屋の跡地に寄ってみたり
自然が残したもの、ひとの手によってつくられたもの…いろんな遺構があれど、いずれも久遠の感覚が芽生え、壮大な心地になるものだね
お昼は、島のお母さんの日替わりランチをいただく
滋養に満ちていて、ほどよくお腹が満たされた
帰り道に、本屋さんに寄ってみた
絵本もたくさんあって、小上がりのこたつに座って読み聞かせさせてもらった
個人的に気になっていた本を見つけたので、これもご縁と迎え入れることにした
ひとやすみのため、一旦お宿へ
夕方には温泉に連れて行ってもらう約束をしている
それまではのんびり、読書でもして過ごそう
いよいよ時間になり、いざ車に乗り込んでみると…
ほどなくして、チャイルドシートから寝息がきこえてきた
すこし遅めのお昼寝
車の揺れって心地いいもんね
たっぷり動き回ったぶん、ゆっくりおやすみなさい
ワイパーで雨をよけながら、我々はいろんな話をして現地へ向かう
到着しても気持ちよさそうに寝ていたので、交代でひとっ風呂浴びてくることにした
母とふたり、坊やなしでお風呂入るなんていつ以来だろう
産後初なのは間違いない
久方ぶりお互いの背中を洗いっこした
戻ってもなお起きない子
近くのカフェで飲み物をテイクアウトして、お宿に戻ることにした
雨の夕暮れ、いいドライブになりました
帰る目前に飛び起きるようにして目を覚ました子
たっぷりやすめてよかったね
さぁ、今宵はラストナイト
星空は臨めなそうだけれど、雨音にいざなわれて、ゆっくりと眠れそうです