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20231001
ふたり展の会期中に、ついたちの朝営業が重なった
予定調和に会期を決めたわけではなく、すでに決まっていた期間のなかに、偶然ついたちが含まれていたのだった
ふだん日曜日はおやすみなんだけど、特別にひらいてくれた
その厚意心意気がとてもありがたくうれしい
いつも通ってくれるメンバーにはじまり、かねてより親交のある友人知人、そしてご無沙汰だったり実は初対面となる仕事仲間が足を運んでくれたりと、さまざまな馴染みの面々とお目にかかれた
こういった場においては、例えば旧友Aさんと尊敬するBさんとがはじめましてするなどといった、偶然が運んでくれた奇跡的なつながりが生まれやすい
別々の文脈からこの場に足を運んだひとたちが、たまたまタイミングが合って、おなじ空間でともに過ごす
そこで共感を覚えたり、交友がはじまったり、なにかしら糧やきっかけを得られることもある
こうしたほんのつかの間のひととき、そこで生じる交流や化学反応がおもしろい
そうした場をつくることができたり、そうやって機能したりできてよかったなぁ
直接、鑑賞してくれたみなさんから声を寄せてもらえるのはありがたいことで、とても励みになる
会場には芳名帳代わりのノートを置いていて、そこに残してくれたお名前やメッセージをみさせてもらうのもまた、おおきなよろこびだ
自分たちのなかでやりとりしていたものを公にして発表すると、こういったふうに届いたり、感じたりするのだなぁと感銘を受ける
それぞれの視点、めいめいの感性
ひとりひとりまったく異なった観点から作品を見つめていて、感じ入ってくれている
受け手がいてはじめて、作品が完成あるいは成立するのだなと腑に落ちた
これまでの経験上、展覧会の会場を運営する立場が多かったから、作家さん側の体感や感触を味わえるのはとても興味深くおもしろい
先日もそんなことを話したけれど、つくづく、当事者になるとみえる景色があるものだ
きょうも実り多きついたちでした
ありがとう!
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