20250201
如月朔日
2月というと寒の底を打ち、陽は伸びてと、冬のクライマックスと春の気配が入り混じる
春が待ち遠しいのは言うまでもないけれど、たっぷり冬を味わい切って、心残りなくあらたなる季節を迎えたい
忘れぬうちに、1月最後の坊や語録を記しておこう
まるで童謡『どんぐりころころ』のどんぐりのような描写をするなぁ
ちなみにこのバケツ、海の生きものの絵が描かれているのだけれど、そのせいなのか『おさかながいっぱい!』なのだそうです
こういう言いまちがえ、大好物ゆえいつでも大歓迎です
ついたちの朝営業
久方ぶりに、坊やを連れて参上する
いつ以来だろう、おそらく8,9か月ほどは経っているはず
赤子の名残があったころだったように記憶しているから、すっかり少年になってからははじめてかしら
ほやほやの頃からみてくれていた友人たちゆえ、成長に驚き、そして慈しみよろこんでくれた
その、まるで親戚のようなあたたかなまなざしが沁み入るね
坊やも居心地がよかったのだろうか、終始ニコニコごきげんさんだった
念願のゆうこのドーナツを食べられたこともまた、歓喜のひとつだった
常連の友人とふたつの味を半分こ
シェアハピできたこともうれしかったなぁ
コア(中央の穴部分をくりぬいたところ)にアイシングでニコちゃんの顔を描いてもらったのは、ふたつとも坊やの手元に渡り、幼児体型のぷっくりお腹におさまりました
もっといたい気持ちはあれど、きょうはもうひとつ控えている
電車の混み合う前に、早々とおいとますることにした
ほがらかな土曜日の朝をありがとう、ありがとう!
渋谷駅を経由して、一路横浜方面へ
運良く特急に乗れたのと、ベビーカーを折りたたんだのが功を奏して、ひと席空いたところに座らせてもらう
所要時間もそれなりにあったから助かった
最近はひと席を坊やが窓に向かって立ち/その手前にかかが腰掛けるというスタイルが定着している
そうすると、大概背中が重くなり、気づけばまぶたが閉じている
電車の揺れって心地がいいもんね
きょうもその目前までいったけれど、ここで眠っていてはならぬとなんとか寝落ちしないように話しかけつつ、なんとか最寄駅で降りるところまで保ってもらった
ふたつめの目的、それは保育園関連のイベントに参加すること
お世話になっている園の所属するグループ全体が一丸となって催す大きなもので、広い会場でコンテンツも盛りだくさんだった
会場の各所で先生方や在園児のお友だちご家族ともお会いできて、それだけでもワクワクする
坊やの園のブースから廻りはじめ、各園のブースで体験や制作をたのしんだ
なかでもはさみを見つけたのはハイライトだった
興味の赴くままに、自らブースの奥へと分け入った子
人生2回目のはさみは、最初こそおぼつかないようすで周りはおっかなびっくりだったけれど、すぐにもコツをつかみ、しまいには思うがままに使いこなしていた
ただひたすら毛糸を切り続ける姿は真剣そのもの
かかの声かけすら届かないほどに集中していて、ブースの先生も慮って『よかったらお母さん、どこか廻られてきてくださいね』と見守り役を引き受けてくれたりする始末
図らずもフリータイムのできたわたしは、下見を兼ねて全体を見て回る余裕すら生まれた
そのおかげで、随所でふだんの園の先生方と立ち話することが叶った
そもそも、日頃なかなかじっくりとお話する機会も多くはないので、このタイミングでお話できることがただただうれしかった
先生方はほんとうに、子どもたちのことをみていて、すてきなところを見つけてくださるのに長けていらっしゃる
親側としてはついつい見落としていたことにひかりをあててくれたり、園生活ならではの一面を教えてもらえるのはほんとうにありがたい
園での彼のようすの断片がよりいっそう鮮やかに思い描くことができる
そろそろかな、と件のブースに戻ってみると、依然として黙々と集中力を発揮していた
ミリ単位で切り刻むまでに進化している
すごいなぁ、この吸収力
ほどなくして、かかの存在に気づいたのか、おのずから満足げに切り上げて寄ってきてくれた
やっぱり、自分のバイオリズムで切り替えができるって気持ちがいいね
ふだんのお給食を体感できるようなお食事も用意してもらっていて、それがまたおいしくって感動した
こんな手塩にかけた、おいしくって安心安全なお食事を食べさせてもらっているだなんて
子どもたちはほんとうにしあわせものだなぁ
ちょうど舌鼓を打っている頃、食事ブースに隣接するステージでは、英語で歌い踊ろうの時間と重なっていた
食事そっちのけで夢中になっていた子のためにも、次の時間帯にはかならずやジョインしてもらおうと時間配分をしていたけれど…
いざ参加する頃合いになると、緊張が混じったのか、はたまた眠かったのか、ステージにあがっても地蔵のごとく動かない
表情も堅く、先ほどのあの陽気なムードはどこへ行ってしまったのだろう…?と拍子抜けしてしまった
案の定、やっぱり体力気力的に限界だったようす
ステージを終えてすぐ帰ろうとベビーカーに乗せようとするも、海老反りになって大ぐずり。。
たまたま出入口に担任の先生がいらしていたこともあり、幸いにもお力添えをしてもらったが相当に難航する
この攻防戦をエレベーター、連絡通路、駅改札、車内で繰り返し…
母は白目になりながら帰路につく
最寄駅付近でようやく眠りについたようで、そうっとベビーカーに乗ってもらって帰宅した
ものすごくたのしかったね!
いいスタートが切れそうです