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20241013
すいのだいすきなお友だちのお母さんから、耳よりのおもしろい話が届いた
きくところによると、竹の棒に種を巻きつけ、炭火でパンをつくる体験ができるらしい
きのうきょうの2日間にわたるイベントで、彼らはきのう参加したとのこと
こどもたちの意思と責任でもって成り立つプレイパークが会場だから、どろんこになってたっぷり駆け回れる
『着替え必須ですよー!』とのアドバイスとともに、ゆかいな写真を送ってくれた
旅の疲れは多少あるけれど、朝からピーカンの秋晴れ
おうちで洗濯物してばかりではもったいない
気力が充分あるうちに出かけることにした
はじまる30分ほど前に到着
すでに素足で駆けたり、ストライダーを乗り回したりと、坊やと遜色ないわんぱく揃いだった
最近もっぱらハマっている三輪車をみつけたひと
いちもくさんに向かっていき、すかさずまたがった
ペダルのないタイプだったから、より乗りやすかったらしい
元職場からもほど近い、都心にあるどろんこの丘
腕章をしている方にお尋ねすると、2年ほど前に開園したとのこと
プレイリーダーをはじめ、主にボランティアの方々の手により運営されているらしい
都心には思い切り身体をつかって、知恵をはたらかせながら遊べる場所や機会がそう多くはないから、こうして自発的に遊べる場をひらいてくれるって、ほんとうにありがたいことだだなぁ
おおきな木の下にしつらえられたベンチは、いい具合に木陰ができていた
ミニピアノや鉄琴を弾いているうちに、パン焼きがはじまるよーと声がかかった
まずは手を洗おう
持ちやすそうな竹を選び、先端にプロの仕込んだパン種を乗っける
きりたんぽをつくる要領で、下へ下へと逃すようにうすーく伸ばしていく
ポコっと外れないようにしておくのもコツらしい
準備ができたら、いざ炭火のところへ
ゆっくりじっくり焼いていく
じんわりときつね色になっていったり、ぷっくらふくらんでいくのもおもしろい
火加減により焼けすぎたり、火が通りにくかったりするから、絶妙なさじ加減が求められる
坊やも時折竹の棒を持ったりとサマになるシーンもあったけど、直火の熱さに驚いたり、水を張った防災バケツやおとなのひとがやってみせてくれたベーゴマなどに気を取られたりしたから、実質ほとんど火のそばにはいなかった
それでも焼きたてのパンの香りやこんがりとした色味には惹かれたのか、焼き上がりをみたら食べたいと喰らいついてきた
ちぎったのをふぅふぅと冷まして食べてみる
香ばしくっておいしい!
おひさまと青空のもと、自分たちでつくるってたのしいね
その後も土の山に登ったり、水汲みや土掘りに精を出したりと、全身使っていっぱい遊んだ
パンに触発され、お腹が空いてきたぞ
そろそろ移動してみよう
すぐ近くにある橋を渡り、向こう側へ
この下には複数の線路が敷かれていて、頻繁に往来する
山手線、N’EX、埼京線、湘南新宿ライン
いろんな電車を見届けられ、さらには救急車も去来したりと、のりもの欲も満たされたようだ
さてさて、お昼ごはんの買い出しに
カートに乗ってもらいながらどれにしようと選んでいるうちに、こうべを垂らしてこっくりこ
眠気が食欲に優ったようでした
図らずも、ぽかりと時間のあいたわたしたち
ゆっくりお昼をとり、買い足す諸用を済ませ、思いがけず坊やのアウターと出逢い迎え入れ、なかなかのんびりとした時間を過ごした
まだまだ眠っていそうなので、晴天の昼下がりにお外で乾杯
エールビールにナチュラルワイン、おいしかった
過ごしやすい陽気のこの季節、過ごしやすくて最高だ
年々こうした日が減っているように思えると、ますますその尊さを噛み締める
湿度が低いだけでこんなにすこやかにあれるのね
シャープなひかりがほんとうにうつくしくて、ずっと空を眺めていられそう
陽のあるうちは、いつまでも外にいたくなる
しばらくのんびりしてるうち、目を覚ました子
用意していた分を遅昼にしてもらった
おやつにソフトクリームを分けっこしたりも、たまにはいいよね
わたしたちのみならず、街行くひとみんなが満ち満ちとした表情だった
耳の敏感な坊や
すかさず『なんのおと?』と気に留める
近くにあったステージでは生演奏やパフォーマンスが行われているらしく、終始賑やかな音がきこえてくる
ステージを見下ろせるところまで移動すると、そこにちょこんと座った
いつものちょこまかボーイはどこへやら、ぐっと集中して、しずかに観入っていた
さすが生後2ヶ月から、近所の飲食店から音漏れしてくるジャズの調べに反応していた方
音楽、すきなんだねぇ
そろそろ家路を目指そうと、最後にマルシェに寄ってみた
偶然足を留めたお花屋さんのブースでセンニチコウの白いのと目が合った
坊やにどうかな、と尋ねると『ほしい』と申したので、我が家へ迎え入れることにした
行きも帰りもベビーカーになど乗らない子
(荷物になるとわかっていても、きょうのように午睡が挟まることもあるから、長い時間の外出には依然と持っていくことが多い)
彼のマイペースに付き合いながらだと、ひとりで歩くより何倍も時間はかかるけれど…
そのぶん、いろんなことに気づいたり、いっしょに共有できることもたくさんだ
いつだって気を長く、広い心でもって臨めればいいのだけれど、わたしもにんげんだから、そううまくいかないこともある
だけれども、こういったふうにおおらかにあれたり、寛容に接することができるひとときが多くなるといいよね
かかも坊やもどちらもまんなかに、まんまるでいたいなぁ
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