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20231102

「根拠のない自信」
ということば、きょうもまた目の当たりにする
今週すでに一度話題にのぼっていたから、これで2回目だ

いま、わたしに必要なメッセージなのかもしれない

一概にそうも言い切れないし、排他的になりうるおそれがあるので、”世代”というくくりをすることには慎重になるけれど…
敢えて申し上げると、わたしと同年代にあたる80年代中盤に生まれたひとたちというのは、得てして、自己肯定感が高くない印象がある

受験や就活といった次なるステージを迎える前には、かならず他者と競い合う環境に放り込まれていた
学校生活でもさほど変わらなかったように思う
定期試験のみならず、部活や学校行事でも成果や勝ち負けを基礎とする状況に置かれていたんだからね
較べられることが常だったから、「みんなちがって、みんないい」という感性は後ろに追いやられていた気がするな

個性なんて消し去り、あるいはフタをしてないことにして、集団にすんなりとなじんでしまったほうがどんなにラクだろうと思わずにはいられなかった
わりと誤解されるので断っておくと、わたしは物事をはっきりと申し伝える率直さはあれど、目立ちたいという欲があるわけではない
はしっこのほうでしずかに生きていたいという当人の願いに反して、どうしてだか誰かしらの目に留まってしまうことも少なくなかった

個を尊重されるいまの風潮は、(経験ないけれど)矯正が外れたときのような解放感がある一方で、これまでそうやって生きてこなかったから、どうやって在ればいいのか戸惑うところもある
とは言っても、めいめいが自分自身であること、すなわち内側(心のなかの想いや本心)と外側(行動やあり方)とが齟齬なく一致している状態がスタンダードになるならば、やっぱりそれはよろこばしいことだ
誰の目を気にすることなく、いちばん心地のよいものを選んでいたい
それぞれが本来の輝きを放つことで、彩り豊かな世界になったらいいよね

「根拠のない自信を持つには、幼少期が要になってくる」ときいた
ほんとうにそう思う
子がのびやかに過ごし成長していくようすをそばでみながら、わたしももう一度、自分のなかにいるちいさなわたしを育て直してみよう
ひとつひとつ、自信の砂粒を集めてみよう

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