20231105
我が家に鉄の羽釜がやってきた
使いはじめの下処理をして、いざ炊いてみる
浸水したお米を釜に入れ、お米の分量に応じたお水を加えてふたをする
中火でおよそ8分ほど
泡が吹いてきたらそのまま2,3分
そこから弱火にして、さらに5分
火を止めて5〜10分ほど蒸らしてできあがり
そわそわとふたをあけてみると…
なんとお米のつぶが立っているではないですか
真っ白な新米、つやっつやでうつくしい
お茶碗によそっていただきます
まずはごはんだけで、ひとくちいってみよう
…うーん、甘い!
これほどまでに旨みが引き出されると、お米が本来持ちうるおいしさを十二分に味わえている気がしてうれしくなる
照り輝く見た目を裏切らない、すばらしいお味に感動した
陶製のごはん釜を使うこと10年ほど
こよなく愛する白飯がよりすきになったのも、精米の銘柄だけでなく農法にも気を留めて選ぶほどの変化が訪れたのは、このお釜があってこそ
豊かな食生活を支えてくれたこと、とても感謝している
当時は生涯お世話になるつもりで迎え入れただけに、ここにきてあらたなる名手とバトンタッチになることになるとは…!
人生、なにがあるかわからないものですね
おいしいに貪欲で妥協を知らない食いしん坊は、ときにこうした思い切った決断も辞さないのです
これからの生活、ますます彩り深くなっていきそう
はやくもあしたの朝ごはんがたのしみでならない
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