20240427
雨があがろうとしているとき特有の、もわっとする感じ
湿度をはらんだ空気は、避暑地で迎える霧が立ち込める朝にも重なる
こういうときは、案外半袖よりも薄手の生地で袖のあるものをまとったほうが心地よかったりする
きょうは一重のカディコットンを着よう
1か月半に一度の周期でめぐってくる、美容院の日
今朝も一番乗りでおじゃますることに
ひと駅分、おおきな公園のなかを歩いて行かれそう
わずかな時間の余裕にうれしくなる
最近お気に入りの音楽を聴きながら、緑地を抜けて向かうことにした
水分をたんと蓄えた若葉のうつくしいこと
身も心もよろこんで深呼吸する
うねるタイプのくせ毛にとって、これからの多湿の季節はなかなかの受難だ
特にわたしの場合は前髪の生え際に強めのくせがあるから、カットの際にはより入念に、慎重になってしまう
担当の美容師さんはこうした曲者のくせを熟知してくれているので安心する
その扱い方に対しても隠すのではなく、受け容れ仕立てる方向性で向かってくれるのも助かるんだよね
今回はそうした湿気対策で、ぶわっと広がらないように、重めのさんかくボブにしてもらった
シャープな感じになって、心持ちもしゃんとする
さぁ、サロン近くのパン屋さんに寄ろう
坊やの食べられそうなプレーンなものと、おとなの甘いのをいただく
ほんのすこし、コーヒーブレイクをしてもいいだろう
公園のすぐそばにあるお店で小休止
ふたたび園路を通って駅に戻る
ふかふかとした土を踏みしめて歩くと、足がよろこぶ
ひとりで電車に乗るときは、本を読めるのがうれしい
学生時代からの習慣であり、ある種趣味のようなもの
当時はもっぱら小説だったけれど、いまはいろんなタイプの本を読むようになった
ほんの数分でも本のなかの世界に没入できると、瞑想的な深まりに満ちる
地元の、最寄りのひと駅前で下車
お世話をお願いしていた母と合流
ベビーカーにはフルフラットでぐっすり眠る子が納まっていた
母よ、相手をしてくれてありがとう
坊やよ、待っていてくれてありがとう
ほんのつかの間のひとり時間があると、ずいぶんとリフレッシュできるものだね
ふたりにも協力してもらって、これからもちょこちょことそうした機会をつくっていきたい