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蚊にさされ
「蚊にさされ」という名詞は全国的に通じる日本語ではないらしい。
使わない人のための説明すると、「虫さされ」の蚊に限ったもののことである。
蚊にさされがかゆい、とか、いつのまにか蚊にさされができてる、みたいに使う。
私の家庭や育った地域ではわりとみんな使っていたから違和感を覚えたことがなかったけど、ネットで調べてみるとあんまりみんな使わないみたい。
そのワードで検索してもあまり数が出てこないし、あと「蚊にさされ」という日本語についてYahoo! 知恵袋に質問していた人が何人かいて、でも回答者側がその言い方を知らなくて、名詞ではなく「蚊にさされて…」という文章(?)としてしか認識できておらず、質問者側からすると頓珍漢な回答をされているのを見たから。
そもそもなぜ蚊に刺されの話をしているのかというと、私は夫とよく日本語の謎(?)について話すんだけど、その際、そういえば私は小さい頃から蚊に刺されの「蚊に」の部分がカニみたいで変だと思っていたな、と思い出して、それでなぜ「蚊さされ」ではないのか、由来を調べてみることにしたのだ。
そしたら、前提としてメジャーな日本語じゃないことが発覚したのだった。
ちなみに蚊にさされという言葉のつくりに関しては、夫いわく、「お気に入り」とかと同じジャンルの活用(?)だろうとのことだった。たしかに言われてみればお気に入りも変な言葉だよね。日本語っておもしろい。