見出し画像

絵本をめくりたい

生後間もない頃から娘に絵本を読み聞かせてきた。

もう半年以上、毎日のように読んでいる作品もあるんだなあと思うと感慨深い。人生で一番繰り返し読んでいる本はこれらだと思う。さすがに暗唱できるけど、なんとなくそれだと気持ちが籠らない気がして、一応私も毎回絵を見ながら読む。

しかし娘はこの頃、自分で絵本のページをめくりたがるようになって、よく読み聞かせが中断したり強制終了したりする。

私の代わりにページをめくるだけでなく、絵本を棚から引っ張り出して、一人でパタパタとめくったり、端をかじったりしていることもある。

紙の絵本だと破れたり折れたりしてしまうので、ボードブックが大活躍。

真面目に読み聞かせをしたいときは、絵本を娘の手の届かない空中で持ちながら読む。物理的に届かない状況だとわりと今まで通り、よいお客さんになってくれる。

"くだもの"という絵本で、「さあどうぞ。」とカットした果物を差し出す絵があるんだけど、その果物をつまんで娘の口元にひょいともっていくと、娘は喜んで私の指先をパクッとする。話を理解しているというよりは、反射的なものなんだろうけど、その行動がたまらなくかわいい。かわいいかわいい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?