「言葉はこうして生き残った」を読んで
岡山大学で近いうちに著者の河野通和さんの講演があると聞き、かねてより読みたいと思っていた本書を手に取りました。
前半の1〜4章を読み、そして講演の日をちょうど挟むようにして後半の5〜7章を読みました。
講演のはじめ、本書を紹介するなかで、司会を務められた文化人類学者の松村圭一郎さんと河野さんの間に、次のようなやり取りがありました。
「河野さんは涙もろい方なんですか?」
「涙もろいかはわかりませんが、感激屋であることはたしかですね」
「そうですよね、感激している様子がこの本から