チノパンマン

何処かの誰か 元メイド喫茶常連の忘備録1話はこちらから https://note.com/tinopanman/n/n365fe7cda344 我が人生の無駄な時間でした。無駄にしたくないので文章にしました。コンカフェという言葉すらなかった時代の話です。 長いですが宜しければ。

チノパンマン

何処かの誰か 元メイド喫茶常連の忘備録1話はこちらから https://note.com/tinopanman/n/n365fe7cda344 我が人生の無駄な時間でした。無駄にしたくないので文章にしました。コンカフェという言葉すらなかった時代の話です。 長いですが宜しければ。

最近の記事

全てを書き終えて。いよいよお別れだったのですが

※2024年7月19日までに ・登場人物をイニシャルから仮名へ変更。 ・縦書きに準じた記述に変更。 以上の変更を加えています。何故縦書きに対応した記述にしたかは 察して下されば。

    • 全てを書き終えて。いよいよお別れです

      ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。このあとがきも虚実交えています。 ここまで読んでくれた人に感謝します。 ゴッドガンダムは大勝利しましたが、青年あたるは大敗北でしたね。 希望の未来なんてありませんでした。救いようがなかったでしょ? 何の話かって・・・機動武闘伝Gガンダムを是非見て下さい。 どのぐらい脚色してあるかはご想像にお任せします。 最近創作でそういうのは流行りませんが。 ネタとしてはまだまだあります。書ける話から、書けない話ま

      • 【これでお終い】とある元メイド喫茶常連の忘備録<その33>

        ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。時は過ぎ二〇一一年。あれから店には行っていない。しのぶは新人研修を終え実家の大阪へと帰っていった。 ちなみに城田氏は店に嫌気がさし、元々塞ぎこみがちだったのもあり実家に帰ってしまったらしい。その後のことは誰も知らない。 東北地方太平洋沖地震が起きた。自分は仕事明けだった。原発は散々なことになりこの世の地獄を見た気がした。ほどなくして戸松氏に秋葉の喫茶店に呼び出された。飲み物を受け取り、先に客席にいた戸松

        • とある元メイド喫茶常連の忘備録<その32>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 尾崎氏の軽率な行動が引き金となった騒動から三か月ほどが経ったある日、再就職をして、新しい仕事にも慣れてきた頃、ぴんくメイドの卒業が発表された。ぴんくメイドは看板メイド筆頭と言ってもいいほどの人気でテレビ番組にもたびたび出演した。店の顔であると言ってもいい。卒業までは2週間ある。シフトを公開しほぼ毎日出勤し、常連と名残を惜しむそうだ。ほどなくして某巨大掲示板の店のスレッドにとある書き込みがされた。ぴんくメ

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その31>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 早朝の出勤時、自宅で倒れた。前々から昭和気質の上司のかわいがりや体調不良の話は自社の上司及び担当営業には毎日のように報告していたこともあり、上司の一人が自宅アパートに駆け付けてくれた。曰く 「自宅で自殺してる可能性を鑑みた」 とのこと。加えて何かあったら二階のしのぶを訪ねてくれと言ってあった。 上司がアパートを訪ねた際倒れた自分を発見。しのぶの部屋を訪ね事情を話し管理会社の担当に電話して合鍵を持ってき

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その31>

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その30>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 急に浅田氏から携帯にメールが来た。某SNSの限定公開の日記上で尾崎氏と話し合うという提案だった。拒否すればよかったのだがこの時は職場の常駐先が変わり、今まで経験したことのない高レベルの業務の連続、昭和気質の上司のかわいがり、このダブルパンチで職場以外では完全に頭の回転は止まっていた。睡眠不足に陥り体調もどんどん悪化していった。その浅田氏を間に入れたやりとりも 「客としてのスタンスを語れ」 「好きなメイド

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その30>

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その29>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 尾崎氏は某SNSで退店した元まりさメイドと関わっていた。 「まりさちゃんに悩み相談したんですよ」 と聞かされた。店を辞めても真摯に客と向き合うという素晴らしい子だった。 自分も「尾崎君の相談に乗ってく入れてありがとう」とまりさにメッセージを送った。尾崎氏考えてこんでしまう癖があり誰かが話を聞く等の力になる必要があった。 尾崎氏は元まりさメイドと今でも関りがあることを某SNSに友人限定公開で日記に書いた

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その29>

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その28>

          国領氏一行と別れてから再び店の前の行列に並びなおした。二巡目には入れなかったので三巡目の入れ替えの回で再度入店した。 飲み物が客に大体生き渡ったぐらいだろうか、おもむろにたなかメイドがホールにおいてあるホワイトボードの板面を回転させた。 そこには意味深な文字が書かれていた 「芸能十……? スポーツ二十……?」 クイズグランp……そのまんまだぞ! ちょっとは捻ろうと感じた。 どうやらこの回はクイズをやるらしい。 「皆様、本日はご来店いただき誠にありがとうございます。

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その28>

          2022年11月から2023年ありがとうございました。

          出ない名作より出る駄作。 よく聞く言葉ですが、これって締め切りがある作業とか商業作家さんだけ に当てはまる考えだと思います。 自分の場合出る名作を求められておらず、絶対出る駄作なのでマイペースにやってます。28話も580文字36行しか書けてません。 古の文豪で旅館に缶詰めにされても二行しか書けなかった人とか 印刷所で執筆し、その場で本になっていった阿佐田哲也。 昔は理解できませんでしたが、出る名作を求められていたら無理もないことだと感じます。 本題ですが、2022年11月か

          2022年11月から2023年ありがとうございました。

          27を書き終えて

          更新できて一安心と言うか・・・ まだしばらく書こうと思ってるので最後までお付き合い頂ければと思います。 ~~~以下どうでもいい話~~~ ここまでは「ケンカもしたけど、仲良くなったクラスメイトのみんな」 「いろいろあったけど楽しかった修学旅行!」 みたいな雰囲気で書いてますが、実際は悲惨な常連生活でした。 ちびまる子ちゃんの様に「こうだったらいいな」という理想が かなり入っています。さくらももこ先生はエッセイで祖父は嫌な人だった等々赤裸々に書いています。後に「ちびしかくちゃん

          27を書き終えて

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その27>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 ひとしきりフードを食べ終えた。 「喉乾いたな。飲み物貰いに行くか」 国領氏一行と三人で飲み物を取りにカウンターの前の行列に並んだ。 しかし一向に前に進まない。飲み物を受け取った客が延々とメイドと話し込んでいる。メイドに促されてカウンターを離れても次の客がまた話し込むのだ 「何やってんだ?」 国領氏がイライラし始めた。当然である。 「フフフ。ひどいね。フフフ」 「普段話せないからってこういう所

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その27>

          今後の更新について

          やんごとならね事情で更新はしばらく中止します。執筆自体はしておりますので折をみて公開します。ちなみにですが、決して本noteに関してプロバイダーから意見照会書が届いた、裁判所から告訴状が届いた等ではありません。この先に考えてる内容ではそうなる可能性はありますが。寒くなる頃にはまたお会い出来ればなと思います

          今後の更新について

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その26>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 店内に入るとありとあらゆる箇所に所謂文化祭的な装飾が施されていた。 椅子は全て撤去されており、テーブルは店の中央に二つだけ置かれていた。 ぎんれいメイドが銀色の皿を二つ運んできた。よくパーティーで使われる楕円形の皿だ。 「当店自慢の茹であげパスタです。今お皿とお箸お持ちします。お飲み物はカウンターでお申し付け下さい」 この店のパスタは当時のメイド喫茶の中では屈指の味だった。 当時のメイド喫茶のパスタ

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その26>

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その25>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。イベント当日になった。 開場は十一時からだが、混雑が予想されるため。店到着が十時頃になるように出発した。 店に到着した。三〇人ほど店前に並んでいた。予想道理だった。列には入らず、店の前の公園に向かった。 公園奥の木の下に国領氏、浅田氏、城田氏が談笑していた。 「お早う。あたる君は一巡目は入らない感じかな」 「はい。自分はめめのライブだけは見ようかなと。見て欲しいと言われたので」 「フフフ。めめちゃん歌うの

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その25>

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その24>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 「ホームページに書かれているイベントですか。僕は仕事なんで行かないですね」 「仕事終わってからでも行けるんじゃないの?」 「混んでるだろうし。俺の分まで楽しんできて下さい」 尾崎氏にメールを送ったが、想像どうりの答えが返ってきた。彼は混んでいるのが確定している時は店に行かないのである。 そうこう考えているうちに。玄関のドアを叩く音がした。 ドアを開けるとしのぶがいた。 「あたる君久しぶり」 「今日はどう

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その24>

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その23>

          ※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 たなかメイドからいきなりイベントがあると告げられた。 常連にイベントに来てくれと言うことはまず無い為だ。黙っていても常連は店に来る。わざわざ言うことでは無いからだ。 「初めての試みなんですが、文化祭チックなイベントにしたいと考えています。お客様参加のゲームとあもあるので」 「へー。いいんじゃないですか? 店も三年目だし、周年イベント以外にもお客さん感謝デーみたいなのあってもいいと思いますね」 た

          とある元メイド喫茶常連の忘備録<その23>