【もうシンプルに】ベーシックインカムになると良いこと10選
ここで言うベーシックインカムとは、
労働不要で、十分な生活が出来る程度の金が、毎月貰える制度のことで、
一人当たり毎月15〜20万円くらいを想定する。
①貧しさで死ぬ事がなくなる
自殺や心中がなくなる。貧しさによる死は餓死ではなく、基本的には絶望死、あるいは希望を見出しての過剰行動による死亡である。公的生活保護制度がない途上国なら尚のことであるが、日本においてさえ、貰えるはずの人のうち、2割程度しか貰えていないらしい。
②治安が良くなる
生活の糧を得るための、単純な窃盗や強盗、あるいは非合法の犯罪行為が減る。
③健康になる
労働による疲労やストレスの減少、睡眠時間の増加が期待される。また、使える時間と体力が増えることで、運動や食事にもより時間を取るようになる。
④文化が発展する
イラストレーション、アニメーション、小説、手工業など、趣味の創作活動が活発になる。
客受け、つまりは大衆向けの金を稼ぎやすいコンテンツ以外の、ニッチなジャンルの開拓が進む。
見る側にも余裕が生まれるため、趣味も分散する。
⑤学問が発展する
生活が保証された上で、調査・研究に没頭できる。時間のかかる、金はかからない、根気のいる研究などもしやすくなる。
もちろん、資格や就職に無関係の、興味に基づいた勉強もしやすくなる。
⑥他者との交流が増える
スポーツや趣味の繋がり、また、地域の繋がりが強化される。所得階層や職種による分断が減る。
単純に暇や孤独から他者を求め、お互いに会いやすくなる。
結局、人と過ごす以上に健康で安上がりで楽しい時間の使い方はそう多くないと、気付くのである。
⑦賢くなる
活動の選択肢が増える。他者との交流や他人のライフスタイルから、学習機会が増える。また、限られた予算内での行動を促すため、投資や節約など、将来を意識した計画的行動への意識が向くようになる。
⑧人口が増える
趣味の繋がり、節約のためのシェハウスで、異性との接触機会が増える。恋愛や結婚に対して、金銭的な心配が減る。出産は世帯での給付額の増加を意味するため、より前向きになる。離婚後も個人と子供への給付は変わらないため、再婚・独立もしやすくなる。
⑨地方移住が進む
節約、理想のライフスタイル、健康、子育てのために、地方への移住者が増える。また、職を得るための都市部への集中が減る。
新たな価値発見、交流、観光資源の増加。また、農業や漁業など、稼げない一次産業への従事者が増え、単純に日本全体での資源が増える。
⑩世の中が良くなる
大勢の多種多様な人間が、生活の心配なく、ストレスなく、満遍なく世界全体に住み、各々の思うままの活動を行い、自己実現、才能の発揮をする。
けれども孤独や孤立よりも、むしろ差別のない交流が生まれると思う。
そしてそれら多種多様な活動の中から、新たな文化、思想、発見、創作物、アイデア、ビジネスが生まれる。
そこに余剰資金が流れ込み、社会全体に普及して、常にあらゆる場所で、あらゆる面で社会はよくなり続けると思われる。そして全ての人間が、それに貢献している実感も持てる。
終わりに
2024/09/23 in Tokyo
まだ、ベーシックインカムは実現していない。
しかし、近い将来実現すると、確信している。
現実主義者と常識人の皮を被った悲観論者は、できない理由とやってはならない理由を、データに基づいて並べ立てる。
財源が足りないため、大増税が起きる。労働者が激減し、社会が崩壊する。ハイパーインフレーションが起こり、経済が崩壊するなどなど…
彼らの言い分は、全く正しい。
ただし、今の社会と価値観が続くと仮定するならば、だが。
前提から違うと思うのだ。ベーシックインカムは、全人類の労働観から、人生観までを丸ごと変える、それほどのパワーがあると思う。そしてそうなった社会では、経済活動から政治活動まで、定義ごと代わる可能性さえある。
幸いにも、ベーシックインカムを望み、実現のための現実的なプランを進めているのは、持たざるマジョリティではなく、持つ側のマイノリティである。
いつの間にかインターネットが世界中に普及し、この手にスマホが収まり、誰もがAIという世界最高の頭脳を無制限に使えるようになったように、ベーシックインカムが実現することを待つ。
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