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マルティスープ社との勉強会

はじめに

去る2023年1月。マルティスープ株式会社の那須社長に「iField」の勉強会を開催していただきました。また、その後マルティスープ社の皆様と懇親会もしました。

勉強会の様子
懇親会の様子

この勉強会から1ヶ月後、MODEは「iField」に連携したことを正式に発表いたしました。

勉強会は、この発表を見据え、MODEのメンバーが「iField」とは何なのか?マルティスープ社が具体的に位置情報をどう活用しているのか?などを勉強する時間でした。

この記事では、「iField」のご紹介と、MODEと「iField」が連携した先で、お客様にご提供できる価値についてご紹介します。

位置空間情報技術について

一口に「位置空間情報技術」と言っても、さまざまな工程と技術を組み合わせないと、活用できる情報になりません。

  • 対象の位置をデジタル化する「位置情報測位(屋外・屋内)」

  • 測位を行いデータを繋げるための「デバイス・通信の取り扱い」

  • 取得した位置情報をどのように見せるかという「空間情報表現」

  • 位置情報を定量化・集計し分析できる表現にする「空間情報分析」

マルティスープ社では、これらの全てに対応し、ワンストップで位置情報を取り扱えることを強みにしています。

現場情報プラットフォーム「iField」について

「iField」は、屋内外の位置情報をコアに、現場の見える化や情報管理のデジタル化、定量データによる改善を支援するクラウドサービスです。

「iField」は課題や目的に応じてさまざまな利用方法が可能です。特によく使われる目的としては以下のようなものがあります。

  • 物・人・車両の所在把握

  • 現場稼働の定量化

  • 産業車両向けの運行改善

  • 保守メンテナンス業務の改善

これらの目的により、フィールドサービスのデジタル化が促進され、お客様の業務効率化に貢献するサービスとして提供しています。

「iField」の特徴

「iField」の特徴は3つあります。

「iField」特徴1:屋内外の測位をシームレスにできる

測位対象がマップ上でポイントとして表示される他、リストとして管理ができます。また、複数の現場を一つのシステム上で管理することができます。

屋内に入ると、屋内マップに切り替わり、管理者サイトから簡単に図面を登録することができます。また、人とか物がどのフロアにいるのかといった情報や、どのエリアにいるのかといった情報についても把握することができます。

「iField」特徴2:定量データに基づく現場改善ができる

「iField」は標準で様々な分析マップを搭載しており、対象の期間やユーザーを絞ると、過去位置再生でその期間中、どのように対象者が動いていたのかを把握できます。また、滞留情報をヒートマップやヒートメッシュで確認することも可能です。

さらに、測位対象のエリアの移動回数を直感的に示す動線強調マップなどの利用で、動線改善の側面でも活用できます。

その他、集計分析したい場合も、ログデータを出力してBIツールやエクセルで集計したり、ダッシュボードでデータ活用できます。

「iField」特徴3:スマートフォンを活用した現場作業の効率化ができる

スマートフォンのアプリの機能が充実しているのも「iField」の特徴です。

マップ上で現場情報を確認することできるほか、スケジュール管理もできます。例えば、作業員に日時や作業場所、作業内容を、作業指示として送ります。それを確認した作業員が、実際にその現場で作業をした後に、スマートフォンのアプリ上から報告書を作成することができ、簡単に業務が完結します。

「iField」の画面イメージ
「iField」の画面イメージ

提携内容

マルティスープ社が提供する「iField」をMODEと連携させることで、収集した位置情報をクラウドに長期保存したり、機器や作業者の稼働データ・健康データなどMODEが扱う様々なIoTデータと掛け合わせたりといった活用が可能となります。

「iField」は、屋外・屋内の位置情報トラッキングや、取得した位置情報を活用したサービスを提供しています。

一方、MODEは、位置情報以外にも、あらゆる現場データを取得し、それらをクラウド保存・活用するサービスをご提供しています。

現場データを活用したいお客様にとって、位置情報は作業員や車両などの現場把握をする上で、非常に重要なKPIとなります。しかし、それ以外の現場データと、複合的なデータ活用をしたい、データをクラウドで活用したいという声も多く聞きます。

こうしたご要望にお応えする形で、マルティスープ社との連携が実現しました。

連携イメージ

お客様にご提供できる価値

工場/物流における活用例:「機器の稼働データ」×「作業員の位置情報」

機器の稼働情報(エラー履歴)と作業員の位置情報を組み合わせて可視化することで、エラーの発生から作業員の到着、改善までの一連の流れを可視化・オペレーション効率化を支援します。

「MODE BizStack」の画面イメージ
「MODE BizStack」の画面イメージ

建設現場における活用例:「作業員の稼働負荷・健康データ」×「作業員の位置情報」

作業員の稼働負荷や健康データと位置情報を組み合わせて可視化することで、作業者一人一人の作業の効率把握や働き方改善を支援します。

「MODE BizStack」の画面イメージ
「MODE BizStack」の画面イメージ

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