見出し画像

本の感想「ループ・オブ・ザ・コード」

感想を書く本

はじめに

X上で見かけました。
なんとなく面白そうって感覚だけで選びましたね。
事前情報全くないです。
図書館にあったから、ただそれだけです。

総評

超面白かったです。
★何個とか点数付けしてたら間違いなく満点にしてました。
おすすめです!
これ図書館で借りたんですが、買ってないことを後悔しました。
後で買い直します。
面白くて、かつ読みやすい。
だからページをめくる手が止まらない作品でした。
終盤の展開はちょっと泣きそうでしたね。

あらすじ

主人公は今でいう国連みたな組織の一人です。
ある国で、子供たちが集団で発作を起こして苦しむ事件があり、その原因調査のリーダーとして仕事をすることになります。
その国はかつて問題があって抹消という名の大粛清が行われており、残党と思われる者によるテロの計画が発覚します。
主人公は発作の原因を見つけながら、テロ対策も考えなくてはならなくなり・・・・・・
大忙しです。

良かったところ

本編が面白かったというのは大前提で、それ以外の部分で話します。

・情報の出し方がうまい
プロローグが最初ちょこっとあるんですふぁ、それ読んだらわかります。
必要十分の情報が出てきて、このメンバーでこういう事件扱います!ってはっきり読者側に示してくれるんです。
知らない単語もあるし、人も出てくるんですけど、必要以上に説明しません。
長ったらしくこれはかつてこうだって~とか、そういうのは後で必要な時に出てきます。
どこまで情報を出して、どこまで隠すかがすごく計算されているんだと思いました。
ちょっとわかりづらいな~って思いながら読むことがほとんどありませんでした。
内容の面白さにこの読みやすさが加わることで、ものすごく入り込んでいけます。
プロローグ読んで「あ、この本やばいわ」って思いました。

・例えがうまい。
主人公たちが考えを共有したり、自分で内容を咀嚼するために例え話をします。
現実でもよくある光景だと思いますけど、これがうまい!
すっごくしっくりきます。
もともとの話自体別に例えなくてもわかってるけど、この例えがうまく、やるな~って感心しながら読んでました。
今後別の人に話すときに使いたいなって思ってたものもあります。
登場人物の心療深さがよく出ていますね。

いまいちだったところ

正直ないです。
もっとこうだったらな~がない。
きれいに伏線回収したと思いますし、良かったところで話したように情報の出し方もすごい計算されてました。
まあ犯人が予想通りといえばそうでしたが、正直そこまで気になりませんでしたね。

感想動画


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?