【詩】残念な年越し
「残念な年越し」
年が暮れようと
年が明けようと
病人には関わりのない事で
今日も
九時には睡眠薬
十時には寝入るはずなのに
近所では
零時になると花火を上げる
そして
去年、そうだったように
今年も目を覚ますのだろう
遠くで鳴る新年を祝う音に
むりやり起こされて不機嫌なまま
独り真っ暗な部屋で睡魔と迎える朝が
おめでたいわけがない
「残念な年越し」
年が暮れようと
年が明けようと
病人には関わりのない事で
今日も
九時には睡眠薬
十時には寝入るはずなのに
近所では
零時になると花火を上げる
そして
去年、そうだったように
今年も目を覚ますのだろう
遠くで鳴る新年を祝う音に
むりやり起こされて不機嫌なまま
独り真っ暗な部屋で睡魔と迎える朝が
おめでたいわけがない