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【詩】抗日戦士

「抗日戦士」

真冬の寒さの中
食べ物にありつけない惨めさは
どれほどのものだろう

テレビに映った朝鮮では
収容所に入れられた人々が
労働に従事させられていて
霜が降りた畑の白菜を
看守に見つからないうちに
貪るようにかじりついて食べていた

お腹が空いているのだ

本来ならキムチにするのだろうが
あんなに冷たそうな白菜を
我慢できずに食べてしまうほど

正義とは何だろうか?

それは寒さの中で飢えた人々に
温かい料理を食べさせる事よりも
大事な事だろうか?

私には理解できなかった

薄曇りの空は何も答えてはくれない…

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