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【詩】老眼

「老眼」

近くのものが見えなくなる

老いるとは
そういうことなのかもしれない

やたらに
遠い過去の事を思い出して
感傷に浸る

枯れていく花から
目をそらすように

雑踏に
足が衰えて着いて行けなくなる

独り

夕陽に照らされて
ポツポツと歩く

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