【詩】学び舎
「学び舎」
私が義務教育で学んだのは
平等とか公正とか
そんな秤で計ったようなものじゃなくて
世の中には
授業中にベランダを練り歩いたり
他校との喧嘩で負けて丸坊主にしたり
気に入らない子に嫌がらせをするような人が
一定数存在する事で
そういう人に
教室で皆と仲良くしてください
などと言ったところで
何の問題解決にならないどころか
新たな問題を生むだけだ
ということ
じゃあ、どうすればいいのか
というと
「好きにさせる。」
是に尽きます
そうして
嫌がらせを受けた子がいたら付き添ったり
唾を吐きかけられたら洗ったりする
そうして
彼ら彼女らが上機嫌なら
とりあえず安心なのです
それなのに
あいつらだけ狡いとか
こんな事は許されないとか
影でコソコソぼやくなら
面と向かって言ってくれ
その代わり
どうなっても知らないよ
どうせ
そんな勇気もないでしょう?
狡い、というのは
所詮は主観に過ぎないし
どんな事でも
許される時は許されるのです
あなたは一体
何を学んで来たのですか?