【詩】フィクション
「フィクション」
自然や宇宙の中には
たくさんの数式が泳いでいて
物理学者達が
それを捕まえようと
ペンを走らせたり
望遠鏡をみたりしている
虹がかかるのも
星が流れるのも
恋人達のためではなく
自然や宇宙が姿を現しているに過ぎない
自然や宇宙は数式だけでは成り立たず
ちょっと乱雑なところがあるので
今度は科学者達が
試行錯誤で実験したり記録を取ったりして
あれこれデータを揃えているが
クエッションマークが頭の上に浮いている
自然がどうであろうと
宇宙がどうであろうと
私も、その一部であり
そこから生まれ
そこに還るだけの事で
その間に夜空にスクリーンを下ろして
短い物語をコーヒーを飲みながら見ている