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【詩】境界線

「境界線」

湿った砂と波打ち際の海藻
潮風の匂いが強い曇天の海は
なぜだか悲しくて
悲しくて悲しくて
どうしても好きになれないのに
気がつくと
また海を見に来てるのです

見渡す限りの波を見ていると
悲しくて胸が締めつけられ
悲しくて悲しくて
生きてる事が嫌になるのに
ただ、遠くを見たくて
水平線の先を見たくて
何度も何度も訪れるのです


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