過去検証って意味なくね?
戦場での戦いの5日間が終わった土曜日は前の晩の手仕舞い以降に睡眠とったら脳内フォーマットが完了して疲れはすべて解消しています。
これも習慣になっていますね。
で、ゆっくり振り返ったり先の展開考えたりすることが出来るわけです。
で、でで、今日ふと思ったことがありまして。
過去検証・・・ってなんなん?ということが脳内をかすめました。
先に自分なりの答えを記しておきます。
トレードに携わる方はこの辺りの括りを明確にしておいた方がよろしいかとも思っております。
1.チャートの過去検証=ほぼほぼ意味なし
2.トレード内容の過去検証=これが一番大切
3.環境検証(ぞくに言われる環境認識)=これも重要
とまぁ、こんな感じの結論です。
ではなんでなん?という答えを。
1.チャートの過去検証=ほぼほぼ意味なし
すでに確定したチャートの云々かんぬんのうち、有益になるものはあるでしょう。
例えば水平線やトレンドラインにタッチしたとか抜けたとか。
移動平均線のゴールデンクロスが崩れたとか・・・。
でも、ダウ理論の象徴のZigzagについてはいかがなものか?と。
これ一番の象徴だと思っています。
つか、ダウ理論って大切なんでしょ。大切なんだよね。
例えば下位足のZigzag形成って生でトレードしてる最中に発生しますよね。
でも、その線がさらに更新されて伸び直したりしていくわけです。
これだと多少分かりやすいかなと。
『最初に発生したZigzag』はある程度の動きを見せてさらに線が更新され躍進するパターンが『実際の生の相場』なんです。
ただ引かれ終わった直線と直線のそれ見てもぶっちゃけ何も入ってこない。
あー、これで段々と上に切り替わっていったんだなぁ・・・レベルで終い。
これって、土日あたりのチャートの過去検証で事細かに分析してる人っているのかな?っていう疑念です。
繰り返すけど。だったら。この程度だったら『過去検証なんてほぼほぼ意味なし』と考えます。
有名YouTuberさん達の過去検証の動画のほぼほぼすべてが『日足・4時間足・1時間足』を細く見せて(見て)のトレンド分析なだけなんです。
つまりは、スイングでトレードする人にしか向いてない分析解説ばかりなんです。
いつもあれ見て思うことは。
『これって半月レベルの足引いて並べて語っちゃってね?』と。
そういうレベルの情報が知りたいんじゃ無いんです。
そういうレベルの『過去検証のやり方』が知りたいんじゃ無いんです。
ぶっちゃけ、デイトレーダーさんやスキャルピングトレーダーさんたち。そしてそれ寄りの兼業トレーダーさんたちが見たい知りたいのってもっと下位足の細かい『現場検証なんです。』
こう言った、可能であるならば『過去のチャート変移を実際に動かしながら・・・確認検証出来る環境』があるならばいいのですが。
今日も(今週も)筆者が行った『過去検証』は根負けするぐらいに細かい作業でした。
時としてイヤになります(爆)
昨日の1分足まで下位足下がってみたときのZigzagの形成数はいくつだと思いますか?ゆうに80回以上です。
これを実際に自分がチャートに向かっていた場面については『記憶を思い出し』参加していなかった場面は『想像』で分析します。
1時間足には実体ロウソクと上ひげ下ひげで1本表示されます。単日では24本形成されます。
でもその1時間足1本の中には1分足が当たり前だけど60本あって。
それぞれの流れに半ば大手マーケットメーカーの意地悪めいた部分なんかも含めて様々なドラマがあるわけです。
この『生で動いていたときにどのように動いて形成されていったZigzagなのか?』なんて部分に着目すると。
Zigzagではここで直線引かれて確定してるけど。
なんだってこの間のロウソク足は横にこんなにはみ出しちゃってたんだろか?・・・等々、、摩訶不思議は山ほどあるんです。あったんです。しかも毎度毎度毎日毎日(爆あげいん)
なので。過去検証なんて何の役にも立たないんじゃない?しかもダウ理論の根幹部位でっせ・・・。となるわけです。
2.トレード内容の過去検証=これが一番大切
ほぼほぼ1で記してしまったことです。
仕上がった今週のチャートの跡なんておおよそに検証とかぬかして『やったわやったし・・・』レベルに無駄な時間割くくらいなら。
『自分がどこでエントリーしてどこで儲けてどこで損して各々何pipsずつ・・・だったん?』を振り返り。
『なんでここで入って稼げたんだ?』『なんだってこんなところで入って損したんだ?』ってな『リアル回想ゲーム』を行うことが一番重要だと断言します。
生のトレード中には『あっちゃぁー、またここで入っちゃっう癖再発』とか『ポジポジ病なんだよなぁ・・・』とリアルでその瞬間瞬間に『自分の悪癖』は感じていたはず。
しかも、それがその通りことの顛末『損切り』で終わるとなお一層そう感じたはず。
でもねだけどね。
人は『自分に優しくするように出来ているから』
人は『翌日には忘れてしまうんです』
だから故の『実戦トレード内容の分析』と言う名の『トレード内容の過去検証』が必須どころじゃない。必達なんです。
なので、1はある程度意味あってもほぼほぼ意味なし。
2は絶対的に大切ですよと。
3は。
つまりは生の現場でも週の相場を終えた今に過去を知るでもどっちにも有益なことです。
世間で言われてる『環境認識』です。
空間掌握能力とでも言いましょうか。
なんで今日の今(あの日のあの時あの瞬間)、あそこにチャートの価格値があったんだろうか・・・?の因果は『位置感覚を養う』ことに必要なんです。つまりは有益です。
自分の立ち位置です。
そして人間機能の『目』から入ってくる情報処理です。
この情報処理時に『マクロ目線』と『ミクロ目線』の両方に区分けして脳内処理する力を養っていくことは『勝手妄想直近未来予測』にも繋がっていくわけで。
ここに至る今の原因と結果という位置感覚に意味を常に持っていること。
これ大事です。
ジャンケンが一番いい例えです。
相手とのジャンケン、何勝したら勝ちルールでしたーとしたとしましょう。
途中でアイコが続くわけ。
チョキ同士で2回もアイコだった・・・。
その前は相手はグー多かったよな・・・。
そう言えば前々回の負けの前のアイコが多かったときもチョキばっかだったっけ・・・。とかとか。
これ、生の過去検証(上記2)が出来てるが故の今の空間感覚(3の環境認識)です。
だから『勝手妄想直近予測』という『戦略』が建って「じゃ次パーだすけ・・それでまたあいこなら確信的にその次はまたチョキだわ・・」なる『戦術』になるわけです。
つまりはこんな感じ。
ですが、ジャンケンは将棋やオセロなんかと違って『考えてる時間に猶予』が無い世界です。
これ、トレードも似てる部分があって・・・。
『行き当たりばったり』でのこういったシミュレーションはなかなかもって難しい世界です。
だからこそ。
だからこそ。
1もやる。
2もやる。
3もやる。
1は意味ある部分と意味ない部分あるけどね。
2はマジ重要だよね。
3で養われる自分の立ち位置を知るって大切だよね。
と相成るわけです。
決してマウント取るための記述ではありませんので。
何度も記してきたことですが。
筆者には『先生』なるものがいなかったわけで。
全部チーム独りぼっちでの独学で今に至れているわけです。
ハッキリ言って。
書籍だの、X(Twitter)だの、YouTubeだの・・・なんちゃ胡散臭いコミュニティだの・・・。
ほぼほぼなんの役にも立ってきていないです。
もちろん、中には『これよ!これ!!』ってのにも時たま出会えます。
先人の成功者の方々はきっときっと『血が滲むおもい』『血反吐吐き吐き』の経験なしに至れたはずがないと思うんです。
だからといってすべての方に『血反吐吐けよ!』なんてこれっぽっちも思っていません。
みんなほぼほぼ普通だからね。
noteの有償記事をご購入なさった方の一部には『何のアクション』も興さないでいる方もいらっしゃるので。
そんな方々にもうひとつの『付録めいたなにか』を伝えることが出来たらなぁ・・・の老婆心で記してみた次第です。