猛暑日の中、置き勉禁止の過酷さ~重たいランドセル問題~
小学校の個人面談で担任の先生にお願いしたこと
我が家には小学生が2人(+幼稚園児1人)。
夏休み目前の先月の個人面談で、思い切って言ってみたことがある。
「…先生、できたらでいいんですが、毎日全部の持ち物を持って帰ってきているので、夏の暑い日だけでも、家庭学習や宿題に必要がない教科は学校に置いてこれませんか?」
現在、既に長男は小5だが、入学式以来、毎日毎日、全部の持ち物を持って帰ってきている。学年が上がるごとに重くなっていくランドセルが、どうにもこうにも気になっていた。
さらに今年は夏休みが短縮して、8月半ば(つまり今日)から、連日の猛暑日の中でスタートする。さらにさらに、暑い中、マスクをつけての登下校だ。できるだけ身体への負担を減らす手段として、期間限定でも置き勉は許されてもいいのではないだろうか?
そういう気持ちからのお願いだった。
どうして置き勉禁止?
私が小学生だった頃は、置き勉は当たり前だった。しかし、最近(といってもいつからか知らないけど)、置き勉が認められていない学校が多いらしい。以前、ライターとしてランドセルについての記事を書いたとき、置き勉が禁止されている理由を調べたことがある。大きい理由は、①家庭学習のため、②置き勉するといたずらされる可能性があるため、というものだった。
①の家庭学習については、持ち帰るときに子供本人が、必要なものを取捨選択すればいいと思う。これが自分で分からない子供は、そもそも全部持ち帰ったところで、自主的には家庭学習をしないのではないか。全部持ち帰ることが家庭学習を促す効果とは結び付かないと思うのだが…。
ただ、強制的に全部持ち帰らせたほうが、「学校に宿題を置き忘れたからできなかった」理由を使えなくはなるので、宿題をさせるには有効なのだろうか。実際に、置き勉禁止のときと、そうでないときで、学力に差はでるのだろうか?そういう調査をきちんとした上で、根拠のあるルールなら必要だと思うが、単なる「だろう」程度で子供達の身体にこれほど負担を強いていいのだろうかと疑問に思う。
②のいたずらについては、「なるほどなぁ」と思った。ものがなければいたずらしようがないものね。トラブルのもとを防ぐという意味があるのか。
でもそれを、子供の身体に負担をかけるやり方(置き勉禁止)で、解決させるのはあまりに子供がかわいそうだ。小学生が家庭にいる人は、実際にランドセルを持ったことがあるだろうから感覚的に分かると思うが、かなり重たいぞ。
正直、私は①と②の理由について、こうすべき!という解決策を持っているわけではない。(①と②にその効果のほどがどれほどのなのかという疑問もあるが。)
しかし、この連日猛暑の中で、マスクをして、パンパンにつまったランドセルを持たせるのは、命の危険があるのではないだろうか。かわいそうだからというレベルの問題ではない気がする。
先生の返事&結果は・・・
と、ここで冒頭の私のセリフに戻る。
要約すると、先生の回答はこうだった。
・意見として了解したこと
・前向きに検討したいこと
どうなるかなぁと思ったが、今日、夏休みがあけての初登校日。
小4長女は軽いランドセルで帰ってきた。
「先生が必要ない物置いてもいいって言ってた!」
ほぼ空っぽのランドセルで、嬉しそうに帰宅。
良かった!!先生ありがとう!!
私の意見が反映されたのか、はたまた、全然違うところで決まったのかは定かではないが、結果として置き勉OKになったのは良かった。うんうん。
忘れていた大事なこと
その時、小5長男が帰宅した。
重たいランドセルとともに…。
ん?…あ!
そう、私は大事なことを忘れていたのだ。
先生にはたしかにお願いした。
小4長女の先生には…!
ということは、小5長男の先生には話すことをすっかり忘れていたのだった。長男は以前、ここでの記事でも書いたが、先天的に左目の視力が悪いため、それを伝えなきゃということばかりに頭がいって、置き勉の話をし忘れたのだった…。
え~~!学校全体じゃないんかい!なんで長男のクラスは全部持って帰ってくるん??クラスごとなんかー。
真っ赤な顔で、重たいランドセルで帰宅した長男を見て、先生にお願いするべきかどうか、迷っております。。他の小学校はどうなんでしょう?この猛暑日で置き勉禁止??子供の身体だいじょうぶ??
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