小4長女のお金の使い方はかっこいいと思う
駄菓子屋にて
たまに子供達と駄菓子屋に行く。
先日も、ららぽーとに行ったついでに駄菓子屋に寄った。
1人○○円と決めて、各自好きなお菓子を選ぶ。小5長男と小4長女は、決まった金額の範囲内に収めようとするのだが、年長次男が私のところにこそっとやってきて、こうささやいた。
「ママ…、これ、あと100円多くあったら買えるんだけど、ダメ?あと100円だけ。僕これ、食べたいなぁ。」
6歳のかわいい顔で言われたら、どうしようかなぁと悩む。あと100円だけだし…。
でも。次男だけ100円多いというわけにはいかないので、たまたま近くにいた長女に相談することにした。
「あと、みんな100円だけ多くしていい?〇〇(←次男)が、これ買いたいんやって。」
そしたら長女はきっぱりこう言った。
「ママ、それはだめだと思う。どうしても〇〇がそれを買いたいなら、自分のお金で買うほうがいいよ。」
おぉ…!あんまりハッキリ言われたので、ちょっと驚いた。
(それって…私が言わなあかんセリフやん...!)
長女はさっそく次男に言い聞かせている。
(私よりしっかりしてる…)
結局、長女の言う通り追加の100円は見送られた。次男はお菓子の組み合わせを考え直すことにしたらしい。
そういえば、こんなことが何度かあったなぁと思う。次男や長男にねだられて迷っている私に、長女がスパッと正論を言ってくれる。
長女のお金の使い方
ふと考えると、長女のお金の使い方ってかっこいいなと思う。
我が家にはお小遣いという制度はない。子供たちがお金をもらう機会は、年始のお正月だけ。あとは、必要な時に自分でお手伝いをしてせっせと貯めていくことになる。
しかし、誰もお手伝いはやりたがらないので、日々の生活で子供達にお金を渡すことはほぼ皆無。3人とも、年始にもらったお年玉の中から、ちょこちょこ使っている。
長男と次男は、ガチャガチャをしたり、お菓子やおもちゃを買ったり、少しずつ使っていくのだが、長女だけはほとんど使うことはない。
日頃から子供達には「本当にほしいものだけ、本当に必要なものだけ、買ったあとも大切にできるものだけを買うんだよ」と言っているだが、長女はかなりこれに忠実だ。ほしいものがあった時には「うーんうーん」と迷いに迷う。結局、買わないことがほとんどだ。
そうかと思ったら、去年は写真に夢中になり、2万円近くするカメラをスパッと買った。
こういうお金の使い方ってカッコいいと思う。
こういうところが長女の良さだ。
ものすごく何かができるとか、目に見えるものはないけど、私の体調にすぐ気が付いて手伝ってくれたり、お金に対してしっかり考えて使っていたり、そういう目に見えないところに長女の良さがあると思う。
それは、学校の通知表には書かれることはない。けれど、十分誇れる良さだ。
私も見習おう!