幼児におすすめ絵本「ぶたのたねシリーズ」
今回の絵本はコチラ。
佐々木マキさん作「ぶたのたね」。佐々木マキさんは、私の好きな村上春樹さんの挿絵で知っていたので、「なんだか見たことある絵柄だなぁ」と思ったのが手に取ったきっかけでした。
主人公はオオカミ。「ぶたを食べたい!」と思っているものの、なかなか捕まえることができません。そこに通りかかったキツネ博士に、ある種をもらいます。なんでも豚がなる木の種だそうで、さっそく埋めてみると、豚がわんさか実り「食べ放題!」と喜びますが…!?
いつも悪役のオオカミですが、この主人公はなんとも間抜けで、やることなすことドジばかり。思わず応援したくなるほどです。いつか豚をお腹いっぱい食べることができる日はくるのか…?
ちなみに、続編もあります。
薄くてすぐに読めるので、一度に全部借りちゃうと、話が続いていておもしろいと思います。このほかにも、佐々木マキさんの絵本はけっこうシュールで好きです。ほんわかしたおもしろさもいいけど、シュールなおもしろさもおもわずニヤッとしちゃいますよね。
なんだか現実社会を反映していているようで、ちょっと複雑な気もしますが。こういう何をやってもうまくいかない人っているよね。。(自分もけっこうそう)。
幼児におすすめですが、以前勤めていた学童でも人気だったので、小学生が読んでもOK!低学年や、文字がたくさんある本は苦手という子供におすすめです。
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