![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51487180/rectangle_large_type_2_9b013f2ee1dfcff01f6ee4770ef645e4.jpg?width=1200)
視点提供録 vol.829:問いを立てるときの考え方を整理してみた
過日、問いを立てるときの考え方を複数人で話す機会がありました。そこで、この機に私自身が考えていることを整理してみました。大きく分けると2つに分けられると思います。順にお伝えさせていただきます。
1つ目が、目的と手段のどちらに焦点を当てるか、ということ。目的によって手段は変わります。たとえば、東京都23区内を移動するときに、飛行機という手段を使う人はいないでしょう。一方、海外に移動するときに、鉄道という手段を使う人もいないでしょう。このように目的によって選ぶ手段は変わります。このため、目的がなければ目的を問う問いを出すことが大切だと思います。手段の問いはこの目的が設定されている次に出すものではないでしょうか。
ただ、目的が決まっていたとしても、すぐに手段決めに移ることは難しいと思います。なぜなら、手段は現在と未来を埋める手段になるため。このため、目的設定ができた後は、現在地の把握が必要になります。たとえば、先程の海外への移動を例に取ると、出発地が国際空港の近くか、国際空港からはかなり離れている場所かでは、空港に行く取るべき手段は異なるでしょう。
さて、目的にしても手段にしても現在地にしても、意外と難しいのが具体的に考えること。一般的に言われていることでは「人・物・金・情報」といった要素を考えること。他には「5W1H」を当てはめてみることがあります。
余談ですが、これらはストーリーという一言でくくることができます。「ストーリーありますか」という問いを投げかけると、これらはすべて網羅されることでしょう。
2つ目が、発散か収束か、ということ。アイデア出しかアイデア整理か、と言い換えてもいいかもしれません。大きな流れとしては「1. 発散でアイデアを膨らませる」「2. 収束でアイデアを整理する」という流れになります。それぞれの事例の進捗状況に合わせて、どちらの問いを出すか考えてみると良いのではないでしょうか。
さて、ここまで問いの考え方を簡単に整理してみました。いろいろな方法があると思いますが、私自身はこのような考え方をしていることが多いかなと思います。