日本保守党の焚書まがい事件
言論弾圧の未来
もし、ある日から不当にこのnote への書き込みが出来なくなったり、投稿出来なくなったりしたら、私は言論弾圧の始まりを疑うだろう。
以下は、そんな未来を憂える方のために私の知る限りを記した。
日本保守党代表百田尚樹が焚書まがい
最近、日本保守党代表で作家の百田尚樹が今月発売の扶桑社新書「イスラム移民(飯山陽著)」の予約をキャンセルするようにXで煽った。
因みにキャンセルなんてよくあることで不買運動に比べたら些細なことと思われるだろうが、実は表現の自由という観点では比較にならぬ程深刻な問題であることも後述しておく。
著者飯山陽は、最近、日本保守党批判をしており、特に同党が同党への寄付金に対して領収証を発行しなかったことで税控除を逃した被害者が出たこと等による、金まわりの杜撰さについては週刊文春11月7日号にまで掲載された。
それら批判を抑え込もうと百田尚樹は自身のX等で飯山陽を逆恨みする言動を繰り返しているようで、今回もその一環と思われる。
ただ、今回は手前味噌ながら奇しくも私の過去記事で警告したナチスに関する記述どおりの象徴的な事件となったことが特徴である。
焚書さえ超える言論弾圧
過去記事では独裁的規約を持つ日本保守党はやがてナチスのように独裁的になること示唆しただけなのだが、まさか、本当に焚書をやったナチスを真似るかのように書籍の予約キャンセルを煽りだすとは思わなかった。
私がナチス化する可能性を指摘して1ヶ月も経たない内に現実になったことを私自身が驚く有り様である。
ナチスの焚書とは、ナチスに反する政治思想等を記述した著作物を国民に読ませないように言論統制すべく、その全てを集めて公然と燃やし尽くした事件で、例えばそれは社会主義マルクスの著作物等だったそうだ。
当時は火で燃やしたが、現代社会は消防法の規制もあり火で燃やすことができない代わりにSNS の炎上等で近い効果が得られる。
日本保守党の百田尚樹は、飯山陽の著書の内容が日本保守党の政策である移民の問題を取り扱ったものであるにも関わらず、党を批判した飯山陽の手で記述されたという逆恨みだけで予約キャンセルを扇動した。
ナチスでも本の内容を読んでから反ナチス思想の出版された本に限って焚書したので、出版される前、内容を読みもせず読ませもせずに予約キャンセル煽りで炎上させるとはナチスより過酷だ。
この予約キャンセル運動こそ不買運動や歴史上の焚書以上に表現の自由を侵害する深刻さなのだ。
不買運動や焚書でさえ書店に陳列されるわずかな自由は許しているのだから。
日本保守党は、ニュースあさ8内で昨年アビゲイル著「トランスジェンダーになりたい少女たち」を輸入したKADOKAWAが出版停止したことを批判したにも関わらず、今回自分たちが予約キャンセルを煽るのは許されると思っているらしい。
さらに、予約キャンセル扇動は、作家としてのプライドの無さを露呈したことになることを、ここまでお読みいただいた皆さんならお分かりいただけるだろう。
トドメは、これら表現の自由の侵害が民主国家の国政政党の党首によってなされたことが歴史上の焚書を超える言論弾圧の証拠である。
深刻な問題だが、今後百田尚樹が党首として一言謝罪すればたちどころに解決するだろう。
他の国政政党党首のX投稿
焚書まがいに相当する言論弾圧を他の国政政党党首もやっているか調べてみた。
自民党石破茂
公明党石井啓一
立憲民主党野田よしひこ
日本維新の会馬場伸幸
国民民主党玉木雄一郎
日本共産党田村智子
社民党福島みずほ
れいわ新撰組山本太郎
参政党神谷宗幣
以上、誰一人やっていなかった。
民主主義崩壊の蟻の一穴
9人に共通しているのは国民からの批判を受け止める姿勢であり、かつ、政治家として党の政策を国政に反映させる投稿だということだ。
11日の特別国会に向けて真摯に政治に取り組んでいるため忙しいことが分かる投稿も多い。
公明党の石井啓一だけは代表を辞任してからは投稿していないがそれはやむを得まい。
自民党石破茂は国民の批判を真摯に受け止め責任を果たせるよう首相指名のために、国民民主党玉木雄一郞は178万円に引き上げるために、立憲民主党野田佳彦は政権交代野党協力のために、それぞれ選挙公約を果たそうと忙しい様子であった。
海千山千を生き抜く政治家であることには要注意だが、それらに比べて日本保守党は有権者を放置したまま何の行動もしておらず、むしろ党首が有権者からの批判に反発しその逆襲に明け暮れているようでは11日以降の国会では、党の政策は愚か方向性さえ打ち出すこともできまい。
今国会NHK ニュースに日本保守党独自政策が取り上げられることはないと断言しておく。
とは言え、今回、有権者は日本保守党に3議席も与えてしまった。
日本保守党代表らがニュースあさ8でいってきた言葉を借りるなら、民主主義崩壊への蟻の一穴天下の破れとなったことを無党派層有権者は肝に銘じておかねばなるまい。
民主主義社会に感謝
今回の事件で、再び、民主主義の尊さと儚さを自覚した。
私にこのNOTEへの投稿をさせていただけること等を始めとする表現の自由を守って下さる全ての方々に感謝申し上げる。
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