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プライドも執着もない。でも夢は農家プログラマー【タイムカプセル大学 Vol.18】

ーーアイザワさんが「Yさんは汚れ仕事をやってくれた」と言っていました。そちらはどうですか?
Y:汚れてない仕事ってあったかな…(笑)。

アイザワ:
変革期に、オフィスの立ち上げやプロジェクトの都合で岐阜・横須賀・東京・横浜など次々と移動してもらったのですごく助かりました。

Y:
フットワーク軽くいきたいので、人が嫌がることができたっていうのはあるかもしれないです。

アイザワ:とにかく部屋に物がないんですよ、物が。


Y:
引越しするとき、服以外の荷物は電子レンジくらいでしたね。冷蔵庫は会社のものだったし。
極力引っ越ししやすいように物を持たないことを心がけていました。

大崎に立ち上げた社宅で後輩を指導するYさん

ーーこだわりがないというのがすごいですね。
Y:他の人が感じるほど今の自分に執着してないんです。物持たないもそれに起因しているのかな?と思います。
見栄ぐらい張りたいんですけど、どう張ればいいのかわからないんですよね。

ーーそんなことを言いつつも、こだわる所もありますよね…?
Y:…特に思いつかない…ですね。

アイザワ
:Yさんの場合は極端に執着がないんですよ。良い言い方をすると素直なんですよね。タイムカプセルの若いメンバーでも相当に頑固な方もいます。「騙されたと思ってやってみな」って言ってもほぼほぼやらないんですが、Yさんは執着がないので、流されるままにとりあえずやっておこうかと一旦は受け入れるんです。

Y:継続していくとかは苦手です。日報毎日きちんと送るとか。お客様の元への日報は送れるんですが、それを社内に載せるのがめんどくさくてサボりますね(笑)

ーーその正直さがいいですね!しなやかさとか等身大の感じに好感が持てます!Yさんとは違う成長方法で、じっくり時間をかけて平均レベルを超えて行ったという感じでしょうか。
Y:ものすごく意欲的に学んではいないんですが、仕事したタイミングで学べるところで学んでいこう、みたいな。継続は力なりって感じの育ち方をしていると思います。

ーータイムカプセルのいいところはどこでしょうか?
Y:スタッフが若いところですね。それから、人間観察すると楽しい人が多いです。
自分は積極的にはやらなかったのですが、案件で新しい言語を使うチャンスはいっぱいありました。若いとやりたいことができるチャンスが多いので、挑戦することができます。あと、やりたいって言った時に止める人がいないんですよね。むしろ、「お前にはまだ早い」と止めて欲しい時まであります。

参考記事:『新入社員だからこそ難しい仕事に挑戦させるのはなぜ?

ーー逆にタイムカプセルに足りないものはなんでしょうか?
Y:みんなを引っ張るリーダータイプが不足しているんじゃないでしょうか。
各世代1人ずつリーダーが必要だと思います。
新卒採用する際も、1世代1人はいるといいですね。

ーーYさんご自身は、今後のキャリアをどうしていきたいですか?
Y:うーん、どうしましょう。目の前にある仕事をしているのであまり考えていないです。

入ったときの最終的な目標は、実家が農家なので、農家と兼業できるといいなと思っています。そうすると、農業をやるという選択肢が増えて良いなと思います。場所を選ばない仕事なので。

農業はおいしい野菜が食べれるしいいけど、それだけで食べていけないので、副業としてプログラミングができるといいですよね。まあお金的には副業が農業なんですけど、そう言う働き方ができると良いなと思っています。

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毎年、佐藤錦の収穫の手伝いをしているアイザワも兼業農家には前向き

ーー農家プログラマー!素敵ですね! 最後に、後輩にメッセージをお願いします
Y:3年頑張ると色々できること増えるよ!って伝えたいです。

ーーYさんが言うと重みが違いますね!ありがとうございました!

アイザワ:タイムカプセルの歴史を知っている人も少なくなってきたので、Yさんは貴重な人材です。
Y:残すべき歴史なのか残さざるべき歴史なのか悩ましいですけど(笑)。

Yさんの成長を通して、
ゆっくり育つ人もいるということに気がついたアイザワ学長。
一人前になるまでに三年くらいというのが一般的なイメージですが
アイザワ学長は五年六年七年待つのもありだと思うようになったそうです。

 
参考:『成長のスピードは人それぞれで構わない




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