アイザワの黒歴史 〜実録!人は変われる!〜【タイムカプセル大学 Vol.9】
ーーいよいよ、アイザワ変化の時ですね。大学卒業後の話を聞かせてください。
学生時代から飲食店を経営していたので就職する意欲もなかったのですが、何社か応募して1社だけ内定をもらいました。サラリーマンという世界がどんな世界か1年だけ様子をみようと思い、内定をもらった広告会社に入社しました。
入社早々、電話帳を片っぱしからテレアポ、担当エリアの百人町(大久保のあたり)を飛び込み営業する日々がはじまりました。もともとコミュニケーションに全く興味がなかったのですが、そういった仕事なので、毎日人と話をしないと仕事が進まない。極端に言えば話すことが仕事になってしまいました。
素の自分との違和感を感じながらも、毎日、知らない人と話し続けているうちに、いつの間にか喋れるキャラになっていました。営業成績も上がり、同僚やお客様から話がうまいと評されるようになったことは本当に意外で、自分でもまったく想像できない展開でした。
実際に街中でテレアポしていた頃のアイザワ
キャラが変わると性格も変わるのか、会社では宴会の時も大活躍していました。乾杯の音頭や宴会の締めなど、人前で話す機会がどんどん増えてきました(笑)
会社が急成長していたので、入社3年目ぐらいには部下をマネジメントしていました。高校時代の反省を活かして、同行営業や飲み会を通じて少しはコミュニケーションが取れるようになってきました。気付いたら10年も働いていました。
ーー今はなにに興味があるのでしょうか?
今は「人の成長」に一番興味がありますね。人は成長すると、佇まいやオーラが変わっていくんですよ。なんかいいコード書きそうだなっていう佇まいがあるんです(笑)
ちょっと頼りなかった若者が成長して、いつしかいい感じの佇まいを発しながら後輩たちを指導している。そんな姿を見るのが一番の楽しみです。私のような自己中心的な人間でも、人に関心を持てるようになるんだ、と思うこともあります。
ーー高校時代からは想像もできない変化ですね!
過去の自分は、成果のみを追い求める人間でした。
そんな他人に嫌われがちな自分から、成果のみならず関係性も大切にしていこうという自分に変化したような気がします。
みなさんにも、自分自身に興味を持って、自分自身の未来のために成長やスキルアップにコミットしてほしいという思いで、今は教育事業に携わっています。同時に、私自身も成長し続けていきたいと常に思っています。
この話は、“人は変われる”という実体験です。
今でも決して人格者になれたとは思えませんが、高校生の時とは違う自分になれました。あの時のままでいた自分と、変わろうと思って努力した自分は、全然違うと思います。
タイムカプセルは現在、50人のチームなのですが、それを200人規模へと拡大しようとしています。人の成長にコミットして、“人は変われる”の再現性を高めていくこと、これがタイムカプセルで実現していきたいことです。