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うちのマネージャーはタイ出身!?【タイムカプセル大学 Vol.19】

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インタビューに答えながらもスタッフに指示を出す姿が
印象的だったHさん

入社約8ヶ月にしてYさんと同じくリーダーポジションで活躍されているHさん。
今回は実は海外出身と噂されるその生い立ち含め、どんな方なのかインタビューをしていきます!

――タイムカプセルではどういう仕事をしているのでしょうか?
自分では、主に教育という面においてタイムカプセルのスキルセットの底上げのために入社したという感覚値でいるんですが、現状は非常に大きい案件をまとめる立場にいます。
自分のナレッジ(知識・知見)やスキルを後継者に伝えて自分は引退したいなというのが夢ですね。

――タイムカプセルに来られる前はどんなことをされていたのでしょうか?
話せば長くなるんですが、実は、日本で育ってないんですよ。
タイ出身なんです。

――そうなんですね! タイのお話をお聞きしてもよろしいでしょうか?
生まれはタイとミャンマーとの国境の首長族とかで有名なあたりで、小学校はそのあたりに行っていました。
大学を卒業してからしばらくはタイで働いていたんですが、ある時親と話していたら、父親が日本人で、自分がタイだけではなく日本の国籍も持っていたことを知りました。

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――なるほど! それから日本語を覚えたのでしょうか?
姉の彼氏が日本人で、彼氏が困るから日本語覚えろ!という姉の英才教育によって日本語は叩き込まれていたんです。
日本に来てからもめちゃめちゃ勉強したので今は普通に話せますが、ネイティブではないので知らないこともたくさんあります。

――日本語がとてもお上手なので外国のご出身だと聞いて驚きました。日本に来られたのはいつ頃ですか?
23〜24歳の頃です。
タイでもITをやっていたんですよ。
徴兵された時が軍事政権の終わりかけで、ミャンマーとタイが一番仲が悪かった時期だったので、戦争に行きました。大学が情報系の大学だったので、軍で情報系のことをやったのがITに関わった最初です。だから暗号系とかが得意なんですよね。その暗号化の技術が後々仕事で生きるんですけど…。

――ものすごい経歴ですね…! 大学でもITを学ばれたんでしょうか?
大学の専攻は人工知能で、2~3年の時はイギリスに留学して心理学をやっていました。
機械に心を持たせるのが人工知能なので、イギリスの一部の大学では、人工知能は心理学部の学科の一部なんです。

――人工知能を学ぶために心理学を勉強するんですか?
そうなんです。
機械と人間の違いはなにか分かりますか?それは、心があるかないかです。
機械は怒ったり悲しんだりしませんよね。無数の選択肢から一つを選択するという判断はできるけど感情は伴いません。そんな機械がどうすれば感情を持てるんでしょうか?
行動心理学とかを勉強すれば、人工知能の精度を上げることができるんです。

――面白いですね! それでは、タイとイギリスの大学で人工知能を学ばれた後、タイでIT会社に就職されたんでしょうか?
はい、しばらくはタイで働いていました。当時の初任給が日本円で18,000円ほどで、これでもタイではめちゃめちゃ高級取りで富裕層なんです。でも、日本ではコンビニで1週間くらい働けば稼げると知りました。
世界的に見れば日本ってG7にも選ばれている大国なので、自分が日本の国籍を持っていることはチャンスだと思いました。国籍があるなら、日本大使館に行けばパスポートもらえるんじゃないか?と思ったんです。
そんな感じで、「じゃあ行ってみるか!」とノリで日本行きを決めました。

これまで一緒にお仕事してきて、Hさんの日本語があまりにもうますぎたので、実は日本生まれ日本育ちなんじゃないかと疑ってましたが、
本当にタイ出身で、しかもなかなかディープな経歴をお持ちでした。
次回は、日本に来てからのお話を聞いていきたいと思います!

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