ある時「出来る」を実感して、成長してるって気付けたんです【タイムカプセル大学 Vol.17】
ーー今までのお話を聞く限り、割とポンコツっぽいキャラですが(笑)仕事ができなくて挫折したりしなかったんでしょうか?
Y:自分をそんなに追い込まないし追い込めないタイプなんですよ。
たとえば、怒られるのがわかってる時はあらかじめ、自分のせいじゃないって思っておくんです。自分だけが100%悪いことって、なかなか無いじゃないですか。だから、性格悪いけど「俺が駄目なんじゃない!」って思って怒られる時は構えてました。
その代わり、過去を振り返って深掘りして、「あの時もっとやっておけばよかった」「あれが間違ってた」と自分の反省点は反省し、改善できるようにしていました。自分の悪いところは反省しつつ、あんまり自分を責めすぎないようにもしていました。
ーーミスをすると自分を責めすぎて落ち込みがちですが、目の前の課題を見つけて解決する方に目を向けるのはとても良いですね!Yさんご自身は、タイムカプセルで働いていて、成長したな〜と思ったことはありますか?
Y:タイムカプセルの社内で働いている時は、毎回自分の能力よりもハードルの高い業務を依頼されるので、実感として「成長したな〜」と思うことはなかったですね。
比較対象がいつまでたっても”できる”Aだったので、Aならできているだろうな、と思っていました。比較対象のレベルが高かったから、自分が成長してる!って満足するタイミングはありませんでした。
ところが、お客様の元で仕事をすることになった時、時間も余裕もあったので自分の成長に気がつきました。その現場の人のスキルと比べても負けてないどころか、自分が関わると問題なく進むな〜と思ったんです。
ーーレベルが高いAさんと比べてばかりだと落ち込むので、比較対象を変えるのは大事なことですね!過去の自分とか、現場の人とか。自分の能力よりも高いハードルを何度も超えてきたので、気がつかずに来たけど、いつの間にか成長してたな〜と思うことが多かったんじゃないでしょうか。
Y:お客様とお話しする時、お客様にアプリの知識がないのでアプリについて説明するんですが、その時に自分の知識で解決できることが多いな〜と思いました。それで、自分の成長に気がついたんです。
アイザワ:YさんにはiPhoneアプリの開発を主に担当いただいてました。
当初はミスも多かったのですが、4年、5年と継続することで、iPhoneアプリ開発者としてはいつの間にかベテランの領域に入っていたようです。お客様の元では他のエンジニアと対等に話せて、今ではYさんがいないと…と言われるようになっています。Yさんがそこまで成長していることに、正直自分も気がついていなかったです。
入社当時は伝説的なミスもけっこうやらかしていたので(笑)お客様の元で開発をすることは一抹の不安もありましが、信頼関係を構築し、どんどん人を増やしてくださいと言われるほど重宝され、一番多い時はタイムカプセルのスタッフが7名ほどお客様の元に常駐していました。
あのプロジェクトがなければタイムカプセルは潰れていたかもしれないので、今のタイムカプセルがあるのはYさんのおかげなんです!
iPhoneアプリ開発の指導者としても活躍するYさん
ーーなるほど、だから「救世主」なんですね!あまりできなかったころから考えるとものすごい成長ですね!!
アイザワ:Yさんは三国志で言うとパラメーターは平均くらいで、圧倒的というわけではないかもしれませんが、いてくれると助かる。欠かせないタイプの武将です。