「苦手」は思い込み?苦手克服の秘訣とは【入社3年目の悩み相談。 Vol.7】
タイムカプセル社内から質問を募集、悩める3年目が代わりに相談。
社長アイザワからの厳しくも温かい、ちょっとクセになるアドバイス。
どうぞご賞味ください。
【前回の質問】弱点や、苦手意識のある物事・分野に対して、心掛けていることはありますか?(18歳 新入社員)
アカリ
苦手意識ってどうしても残ってしまって、躊躇してしまいます。
アイザワ
「苦手」。よく聞く言葉ですね。「苦手、苦手」と言っている方は「苦手」っていう魔法をかけてしまってるんだと思います。実際は、世の中のある一定数の人がやってることはほとんどできると思ってます。何十万人って人たちができるようになっているという事は、やれる方法が必ずあるはずです。その中で自分に合うやり方を見つけるのが大事です。
アカリ
確かに自分に合うやり方を見つければできそうですね。
アイザワ
「苦手意識」って言葉がありますが、本当に苦手というよりは苦手という「思い込み」で自分を支配してるんだと思います。
例えば「英語が苦手」ってよく聞きますが、高校生の時、クラスに英語でコミニュケーションが問題なく取れる人って何人いました?
アカリ
私含め、クラスに英語が話せる生徒はほとんどいなかったですね。
アイザワ
いないですよね!ということは皆んな『苦手』という魔法をかけちゃってるんです。
でも英語でしかコミュニケーションがとれない環境に身を置いて反復練習を続けていたらほとんどの人が話せるようになると思います。
例えばですが、自分も以前勤めてた会社で中国に子会社を作った時に、現地で中国語の学校に通ったのですが、授業が英語だったんです。あまり下調べせずに学校を選んだ自分の責任ですが、得意でない英語での授業は始めは大変でした。
アカリ
え〜!そんなことあるんですね笑
アイザワ
最初はかなり焦りましたが、「慣れ」ってすごいですね。意外となんとかなりました。必死にヒアリングしたり、質問を繰り返す中で、日常会話くらいは英語・中国語共にできるようになってました。
そのおかげで中国全土を旅してみようと思うようになり、シルクロードの旅に出たり、チベットまで足を伸ばしたりしました。現地の方々とも中国語と英語でコミュニケーションを取ることで、上海だけでは知ることができなかった中国の歴史や魅力、課題を感じることができました。
苦手っていうのは「意識」の問題で、行動を変えると意外とできたりします。思い込むことで「行動しない」ことが苦手になる一番の理由だと思います。
アカリ
確かに苦手って決めちゃうと挑戦、行動しなくなりますね。私も中学生まで塾で英語を勉強してたので得意な方でしたが、塾をやめた途端に「苦手意識」が出てしまって勉強にも身が入らなくなっちゃいました。
今とある英会話教室に参加してますが、そういう「やらなきゃいけない」半強制的な環境に置かれることで今までできるだけ関わらないようにしてた英語と少しずつ向き合うようになってる気がします!
アイザワ
「苦手」意識を持つと直近はすごい楽になりますよね。努力しなくていいし、苦痛も伴わないし。でも長い目で見た時に本当に人生を豊かにするのか、自分にメリットがあるのかを考えると、ちょっと違うんじゃないか、自分でもできるんじゃないかって考え方が変わってくると思います。
アカリ
確かにその場しのぎで「苦手」という理由をつけてやらないことが多いです。苦手から「逃げる」ことをどうしても優先してしまいます。
アイザワ
苦手を自分の見えないところに仕舞ったままにしていると、いずれそれは課題になります。でもその苦手に向き合って克服することで可能性や選択肢をどんどん広げていくことができます。
一つの行動で人生が変わります。アカリさんも英語も克服すれば人生の幅がかなり広がると思いますよ!世界中に友達ができるかもしれませんからね。
アカリ
今まで英語の「苦手意識」であんまり考えたことなかったですが、英語が話せるようになったら海外にでも遊びに行きたいですね!