見出し画像

家族で岐阜に移住!?子育てしながらこれまでの経験を活かして働く【タイムカプセル大学Vol.75】

今回は子育てと自営業とタイムカプセルでの仕事を両立しながら働かれているKさんにタイムカプセルとの出会いについてお伺いします。

アイザワ:タイムカプセルが岐阜県の美濃市にオフィスを新設する際に採用説明会を開催しまして、その際に来ていただいたのがきっかけでした。Kさんはご結婚ご出産を経て少しブランクがあるとのことでした。タイムカプセルではそういったブランクがある方々も活躍いただいているので、キャッチアップの期間を作っていただければ十分に活躍いただけると期待を込めて、ぜひご参画いただきたいとお願いしました!

ーーーKさんのキャラクター性やこんなところが良いと思う点はありますか?
アイザワ:第一印象としてはコミュニケーションスキルが非常に高いと感じました!タイムカプセルは社会人経験が短く、コミュニケーションが得意でない社員も多いので、Kさんのコミュニケーションスキルが活かされるのではないかと思ってます。

ーーー入社前は何をされていましたか?
Kさん:入社直前までは絶賛子育て中で、専業主婦7年目でした。

ーーー以前はどのような会社で働かれていたのですか?
Kさん:新卒すぐは自動車業界でプログラムの開発に関わってましたね。やりがいもありましたが残業も多く、独り立ちしたいと考えた時に自分だけのスキルを手に入れたくて、会社を辞めて数年フリーターをしました。Webの勉強をしながら、Web系の会社に就職して大手メーカーさんやコンサル会社さんのWeb案件の要件定義等に関わらせていただきました。しばらくして、ベンチャーのシンクタンク企業でシステム全般をみてほしいとお誘いをいただき、東京で働いていました。

ーーーKさんが新卒で就職された頃は今と比べて女性エンジニアは少なかったですか?
Kさん:そうですね。デザイナーはいるんですけどエンジニアはほとんどいなくて、大手SES案件だとエンジニアが100人作業している中、女性は私1人でしたね。

岐阜の中学校で「SEとは?」を話した資料の一部
「男性が多い」

ーーーご自身の中で得意としているスキルはなんですか?
Kさん:一番はコミュニケーションスキル、様々な会社や案件・工程に関わってきた経験もあり、それぞれの文化に慣れるのが早いところですかね。あとは今までたくさん綺麗なコードを見てきたので、品質管理に対する意識はこれまで培ってきた経験の中で基軸になっていると思います。

ーーータイムカプセルにはどのような経緯で入社をされましたか?
Kさん:子育てのしやすい環境を求め、家族と一緒に3年前に東京から岐阜に移住してきて、まずはパートの仕事を探していました。今までのエンジニアの経験を活かせばなんとかなると思っていたんですけど、ハローワークに問い合わせても「こんな地方にはIT系の仕事はない」と。仕方なく自営業の仕事を細々と始めました。そんな頃に「美濃にIT系のオフィスができるから話だけでも聞きにおいでよ」とお声がけいただいて。自営業の申請もしたばかりだしどうしようかなと思いつつ話を聞きに行きました。そこで、相澤さんの「地方でもIT系の仕事に就ける環境を作りたい」という想い、「地方の若者のIT人材育成に力をいれている」という企業活動に共感しました。可能な範囲で関わることができたら、と入社を決めました。

ーーー岐阜には3年前に移住されてきたんですね!
Kさん:元々35歳までバリバリ働いていて、自分が仕事人間であることは自覚していたのですが、「このまま仕事だけ頑張って死んでしまうのかな〜」と思っていた頃に3.11が発生して。親を亡くした子どもたちの姿が印象に深く残り、「もし誰も引き取る人がいないなら、私が育ててあげられないか」と思ったんです。私はもう十分人生を楽しんできたし結婚する予定もない、「そうだ、里親になって子どもを育てて生きていこう」と。保育士資格があれば大人1人でも里親になれるという話だったので独学で勉強して、周りにもそんな話をして。その時期に主人と仲良くなりました。結果的には結婚して実子も生まれているんですが、地方で里親登録もしてのびのび子育てして生きていきたいという夢は活きており、家族を巻き込んで岐阜に引っ越してきました。

ーーー家族で地方に移住するのは大変ですよね。働く上で地域格差のようなものは感じましたか?
Kさん:そうですね、私は都市で積んできたこれまでの経験やスキルと人脈があったので、なにかあったら自営業する選択肢も取れますが、若い子は人脈があるわけでもないので、希望する仕事に就くためには多くの場合「都市に移住する」選択を取らざるを得ないのかなぁと。地方で生活しながら好きな仕事に就ける環境はまだまだ少ないと感じています。

東京から岐阜県関市へ移住当時の写真(長良川にて)

エンジニア経験豊富なKさんの経歴とタイムカプセルとの出会いをお伺いしました。
次回はタイムカプセルに入社してからの苦悩やエピソードについてインタビューしていきます。

いいなと思ったら応援しよう!