あなたはひのきタイプ?それとも、くぬぎタイプ?
「河合隼雄の幸福論」
という本を読んでいます。
この本は心理学者でいらっしゃった
河合先生が出したエセーでして、
現代人のセカセカした心を落ち着けるには
うってつけの本です。
その本の中で莊子の「無用の用」という話が
紹介されていました。
「無用の用」はこんな話。
「この木は役に立たない」
そういって放っておかれたくぬぎ木が
最終的に大きな神木となった話です。
世の中には
ひのきタイプとくぬぎタイプ
の2種類があると思います。
人材でいうなら、
ひのきタイプはスキルフルなの即戦力人材。
くぬぎタイプはぱっとさえないサポート役。
企業でいうなら
ひのきタイプは大注目のスタートアップ。
くぬぎタイプは商店街のいち商店。
みんな、すぐにひのき目指すでしょ?
でもね、世の中意外と
くぬぎタイプが成功しているんですよ。
例えば、ユニクロの柳井さん。
柳井さんは家業の紳士服店を継いで
12年間、山口の一つの店舗をじ〜っと経営していました。
そして35歳のとき、ユニクロ1号店を開きました。
そして、DMMの創業者、亀山さん。
19歳から5年間アクセサリーの露天商、
その後15年間、石川でレンタルビデオ屋さんをじ〜っと経営して、
インターネットのDMMを立ち上げたのは37歳。
彼らにはじっくりとした
下積みがあったわけです。
以前、僕は亀山さんの記事をご紹介しました。
あらためて、彼の言葉を引用すると
亀山さんが言っていることって、
全然ぱっとしなくないですか?
「騙さないで、約束守って、助けてやればいい。」
いやそれくぬぎタイプがいいそうなことじゃん〜!
そんなことを思った金曜日でした〜。
↓亀山さんのインタビュー紹介記事はこちら
↓「河合隼雄の幸福論」はこちら