ウダウダ言わずにOODA(ウーダ)ループを使いこなせ!

有名なPDCAサイクルはプラン、実行、評価、改善のサイクルだ。もちろんその前のS=サーベイ(調査)もお忘れなく。S-PDCA。計画にこだわり過ぎて成果が出しにくかったり、想定外に弱かったり、そんな計画もあったっけ?みたいなことにもあったりして。

さて、OODAループは米軍戦略家であるジョン・ボイドが生み出した思想。観察(Observe)、情勢判断(Orient)、意思決定(Decide)、行動(Act)の4つの活動の頭文字だ。

私が体験したOODAはこうだった。(O=観察)大きなミス発覚。起こり得る事態はコレとコレだ。ヤベーことになったぞ。(O=情勢判断)やるべきことはコレとコレとコレだ。(D=意思決定)やってみないと作業効率、作業時間は分からないから、やってみて改善点をあぶりだそう。すぐ動こう。(A=行動)私はコレとコレをやる。Aさんはアレやってほしい。他のみんなは手分けして、ソレをやってほしい。改善点あったら教えてくれ。ループ2に続く…。こんな感じ。

情勢判断(Orient)では、ロジカルシンキングのMECEの”もれなくダブりなく”が役に立つ。

MECEは介護・看護の広報活動でも使えるし、経営戦略にも使える。利用者(患者)さんの生活を支える因子への分解や利用者(患者)さん支援の複数の手立てを考えるのにも役立つ。要は「はぁ〜、他には考えつかなかったのぉ???」と言われないこと。

危機的な状況ではチームの焦点と方向性はわかりやすいので、ミッションは腹落ちしやすいだろう。それとは逆にチームで夢や目標に向かってOODAループを回すと面白いことになるかもしれない。

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