草枕から
智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
夏目漱石の草枕の冒頭から。
調べたら出版されて100年も経っています。
ぎりぎり昭和生まれの私ですが、平成の終わりを迎えた今も、何となくギスギスした世の中だと思います。
本音を言えば角が立ち、建前を言えばストレスが溜まる。出る杭は打たれる。何かを諦め無いと物事が進まない時がある。誰に相談したら良いのか?助ける先は無いの?結局は自分で何とかしないといけないの?と、思います。
SNSが身近な物となり、自己顕示欲を満たしたり、いいね!が欲しい、繋がりたい。と、理由は何でも良いが、誰もが言葉で表現する場があるのはとてもありがたいことだと思います。
私も誰もが、認められたい。そんなことがあるのかなと思います。独りじゃ寂しいし、誰かと一緒だと少し安心する。独りじゃ居場所が欲しい。そんな欲求を満たすものが今は求められているのかもしれません。
それこそ、本音と建前て奴ですかね。
先日、生活のたのしみ展のアルバイトをしました。同時に様々な人生模様に触れることも出来ました。
お世辞抜きで、会った人はみないい人ばかりでした。
どんな経緯であれいい人ばかりでした。
様々な人がフラットな状況下で働ける場所が一つでも多くあると良いなと思います。
働くことの楽しさ、やりがいは人から教えてもらえるものだと私は思います。
とりあえず打席に立ってバットを振る。三振でも、ヒットでもホームランでも、何か得るものあるはずです。
打席に立てないなら、自分なりの準備をする。
そんなこともありだと思います。