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戸口別星

戸口別星 朝鮮の迷信
 痘瘡は戸口別星という神が人に移った時に発病するという。
 すなわち神ゆえに歓迎しなくてはならず、薬も飲んではいけない。
 ただ、清水を供え、時々取り替えて、患者(戸口別星)に礼拝し、慰安を願う。

 14日目に別星は、西天釋国に帰り、病気は治る。
 その際には、送別のために、木でできた馬や、色紙で作った傘、藁で作った旅行具に、衣類や果物を入れ、木の枝にひっかける。

 また、ご馳走をなせばすぐに去るという話もあるが、そのときも薬を患者に与えてはならない。

 江南大漢戸口別星夫人ともいわれ、江南より来たりて人にとりつくともいう。


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