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幽界の遊女屋
幽界の遊女屋
仲のいい友達があったが、先にひとりがなくなった。残された男は友人の子を自らの子と同じく引き立てた。
ある夜のこと、男のもとに、亡くなった友人が訪ねてきた。子供がお世話になっていることをいい、遊ばないか誘ってきた。
男は断ろうと「おぶってくれるならいこう」といった。
おぶられてついたのは、墓の庭だった。
しかし、ランプがともり、女のいる様子は遊女屋だった。
ごちそうも出されて、普通の店とかわらない様子だった。
朝になり、気づくと誰もいない。
ごちそうと思っていたものは、紙や、あざみ、ちばなといったものに変わっていた。
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