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ランチの蕎麦とオプションかカスタマイズか
こんにちは、池田です!
先ほど、ランチで『つけとろろ蕎麦』を食べてきました。とても美味しかったです!その時のエピソードと考えたことを書きたいと思います。
蕎麦のオーダープロセス
あらかじめ、店外のウインドウで『つけとろろ蕎麦』を食べようと決めてから入店しました。「つけとろろ蕎麦くださいーーー」と声をかけてオーダーしようとしたところ「モバイルオーダーで注文してください」と伝えられたので、「おっ!」となってQRコードを読み込んでページにアクセスしました。
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商品ページの画面下部に『カートに追加』ボタンがあったため、何気なくタップしたところ『数量が正しく選択されていない箇所があります。』というダイアログが出ました。一覧画面で商品写真は見ていたので、画面の中の情報は細かく確認していませんでした。
ダイアログが出た後に、元の画面を確認すると、このオーダーシステムでは「並盛」であっても、『うどんの量をお選びください』から数量をピッカーで1カウントアップさせる必要があったのです。
1タップでカートに入れられないか
で、この時に自分が都合よく思ったのは「並盛なんて普通なんだから、1タップでカートに入れさせてよ!」でした。この要求が実現できるように画面のUIを変更する場合、以下のような候補が考えられます
1. デフォルトで「並盛」のカウントが1になっている
2. 蕎麦の量を選ばないと、カートに追加ボタンが出てこない
3. 蕎麦の量を並盛以外に変えたい人は後の工程で変更できる
しかし、同時に複数の注文をするケースや、選択するオプション項目が多いケース、いろいろなことを加味すると現状のUIが一番汎用的だという結論になったのかもしれません。
オプションかカスタマイズか
ちなみに、出前を取る時によく利用する『Uber eats』アプリの商品画面も蕎麦屋のものと似ていて、商品以外にいくつかの選択をしないとカートに入れられません。ただ、これについては仕方ないというように思っていました。その1つとして考えられるのは、私がよく頼む『カレー』や『どんぶり』などのメニューは蕎麦と違ってカスタマイズ性に富んだものです。そのため、いくつかの選択をする必要があるという前提で注文していると思います。(私はいつもカレーは甘口でスプーン付を選ぶので、毎回選ぶのが面倒なのでデフォルト設定でそうしておいて欲しいというのは別の論点としてありますが)
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ある商品をオーダーするプロセスで選択肢が生まれる場合、
ベースの商品のオプションか
ベースの商品そのもののカスタマイズか
によって、選択のさせ方やデフォルトの振る舞いの心地よさが変わってくるようにも思います。これを、1つのシステムで柔軟に対応するのは難しいため、違和感を感じ、私はこのような考えを巡らせることに至ったのだと思います。
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このように、私は普段の生活の中でつまづいたり、違和感をもった体験を抽象化しながら改善案を妄想し、自分の中で結論を出す。ということをして遊んでいます。よかったらやってみてください。
さて、普段何気なく使っていても気を止めないようなUIデザインに注目し、なぜそうなってるんだろう?といった理由を事例で解説した本を書いています。よかったらお手にとってみてください
またお会いましょう!