他人目線で
人の心を腐らせる最大の敵は、今の環境への慣れでしょうか。
環境への慣れは、心の中に慢心を産み、自分の都合で、何事も理解しようとしがちです。自己都合とは、他人の都合(つごう)を省みず、自分優先のさまを意味します。似ている言葉には、私利私欲、我田引水、利己主義的etc.数多くあります。
都(つ)は、“みやこ”と読めば、人びとのあつまる大きな町。国の中心ときめた大きな町の意味になります。合(ごう)は、両方から合わせて一致する、一緒になるetc.の意味となります。この二文字を合わせた都合(つごう)は、あれこれ考え合わせた上での他との関係性を表します。都合(つごう)には、多くの人達の考え方を合わせて出した一つの答え・・なんてニュアンスもありそうですが、どちらかと言えば、自分勝手な意味合いが強い言葉でしょうか。
人間って自分勝手な生き物で、自分の都合や考えを優先しがちになるんですね。私自身も同じで、先ずは、他人のことより自分優先になりがちです。ただ、これでは世の中は円滑に回りません。先ずは、自分以外の人達の目線で物事を考えてみること。そうした意識が、親兄弟姉妹や親戚はもとより、私たち一人一人が社会の中で生きていく潤滑油になるのでしょう。