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目を凝らしてユックリと

 今は、世の中の変化の潮流(ちょうりゅう)を、肌で感ずることができる時代か?

 例えば、私たちが日常使っているスマートフォンの登場とその活用範囲の拡大は、ビジネスシーンにおけるパソコン時代の終焉を予感させるものがあります。これは、技術革新の進歩の潮流を示していると言えるものでしょう。

 一方、わが国のみならず世界中で進む少子高齢化の流れの中で、わが国の65歳以上の者のいる世帯(2017年統計)は、全世帯の47.2%となり、また平均所得(552.3万円)以下の世帯の割合(2018年統計)が高齢者世帯や非正規社員などで61.1%に達していることが分かった。これなどは、時代変化の影の部分でしょうか。

 私たちは、自分が生きている時代が、今、どのような変化の中にあるのか。常に目を凝らして、時代の潮流を感じ取るように感性を磨いておくことが必要です。

 そうかといって、そのために、特別なことをする必要はありません。ネット上に流れている様々なニュースや情報に、毎日、目を通すこと。そして、自分の仕事や住む地域、自分の関心事だけでなく、時代の動きや変化に敏感であるよう、意識的に努めるだけでいいのです。それを続けることで、自然と視野も広がり、幅の広い考えが身についてくるはずです。