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現れよ!“黎明の時代”の女神

 黎明(れいめい)という言葉には、混沌としたカオスの時代の次にくる“夜明けの到来“がイメージされます。


 “黎明(れいめい)“の“黎(れい)“とは、一般的には「多い」とか「黒い」といった意味になります。それに対して、明(めい)は、あかるい、見える、疑いのない、賢い、物を見通す力など、前向きな意味が並びます。この黎明(れいめい)という言葉は、意味の反する二つの文字で、状況変化を伝える興味深い熟語です。更に、この熟語は、暗い時代から明るい時代への移行を示すという動的な意味ももっているようです。

 さて、日本の政治は、与党を中心とする政界全体を巻き込んだ裏金問題や、問題解決のために真摯な取り組みをしようとしない不作為の作為等が、国民の重大な政治不信を招いています。それは、ある種の政治経済社会の混乱にもつながっています。そんな中で今月、日本国のリーダーを選ぶ自民党総裁選挙があります。加えて、現在、白熱している米国の大統領選挙もあり、それらの結果如何で、世界は、誰もが経験したことがない黎明(れいめい)の時代を迎えるのか、大きな分岐点に立ちます。

 私達は、何が起こるか分からない、そんな激変の時代に直面している。そんな中で、日本の文化伝統を守りながら、力強く未来に向かっていくため、我が国日本に立派な国家リーダーの誕生を願うばかり。